容姿・経歴・その他メモ

元FHチルドレン、現ボディーガード。
FHから助けてくれた政府要人に忠誠を誓っており、番犬/狂犬とも揶揄される。

オルクスの力を軸とした独特な拳法を使用することで有名。
刀を本領とするが、抜いたところを見た者はごく少数。
常であれば鞘で守りに徹する。

「私はボディーガード。それ以上でも、それ以下でもない。
　自由に振り回せる拳のほうが守りには都合が良いというもの」

若年にして冷徹さを持つ鋼の女。
礼儀正しく、私情を語らない。

その沈黙の奥には、武闘家として”正しく”手合わせしたいという熱意を秘めている。

あくまで守りを生業とする彼女には余分そのもの。
衝動が破壊であるなら尚更だ。
修羅の世界で生きてきた人間に自覚がないわけはない──全ては承知の上だ。

それでも武を極めんとする意志があった。
衝動ではなく、元少年兵としての傷痕でもない。
ただ國信契の核となるものである。

雲一つなく、草の騒めきだけが耳をくすぐる夜、刀身は月光を映す。

「絶技、蠢動──」

──酷薄そうな雰囲気に怖気づかず、話しかけてみると良い。

熱意は武にのみ注がれてはおらず、怜悧さの裏には人情が微かに燻っている。
もう裏社会とは決別したのだ。

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