「ごめんね。素顔は見せられないんだ。大きい傷があって見苦しいからね」


■償いのために生きる者
温和な口調。主体性はないが人当たりの良い性格。
それらが犬飼輝を構成する主な要素だ。
覚醒時に力を暴走させ、両親を殺害してしまってから、彼は正義のために戦い人々を救わなければならないという強迫観念に囚われている。
無辜の人々を救うこと。他者を徒に傷つけることなく生きること。それだけが両親を殺害した自分ができる唯一の償いだと信じているのだ。

●殺戮衝動
両親を殺害したときに感じた弱者を蹂躙し、傷つけることに対する快感。それが根強く心の中に残っている。
力を使うたびに友人や街を歩く子供を傷つけたいという衝動に襲われる。
無辜の人々を傷つけず救うという意志と弱者を一方的に蹂躙したいという衝動の間で葛藤している姿を隠蔽するために、天使の外套で己の表情を偽っている。
オーヴァードに対しては天使の外套が看破されることを恐れ、覆面で己の表情を隠している。

●秘密兵器:フォールンガトリング
不特定多数の人間を傷つけたいという衝動。それがフォールンガトリングのEXレネゲイドとの相性が良かった。
適合者がいなかったフォールンガトリングは犬飼の精神性を気にいり、彼にのみ自身を使用することを許した。
犬飼が己の衝動を受け入れ、複数人を攻撃対象とした時にその真価を発揮する。
どす黒い衝動がその銃身を黒く染め上げ、光弾を放つのだ。
フォールンガトリングには僅かな自我が存在しており、犬飼に衝動を解放するように唆す。
犬飼自身も衝動を解き放ちたいと心の奥底で考えているが故に、フォールンガトリングを手放すことができないでいる。

●他者からの人物評
・気が利くというわけではないが、他者の助けになろうという意志は伝わってくる青年だ。(教師)
・いつも笑ってるし話も合うし良いやつだと思ってる。(学友)
・「誰も傷つかずに済めばいいのに」なんてよく言っているが、敵を制圧するときに覆面から見える口元がいつも笑ってるんだよ。不気味な奴だよ。(UGNチルドレン)

一人称　俺
二人称　貴方、君
癖　困ったときに笑顔を浮かべて誤魔化そうとする。
好きな物　読書、編み物、DIY(集中して他の事を考えずに済む作業が好き)
嫌いな物　フォールンガトリング、弱者を利用し虐げる者
苦手な物　子供、細身の女性、ペット、極度な味付けのもの(辛すぎる、甘すぎる等が苦手。味のぼやけたものが好き)