容姿・経歴・その他メモ

・UGNM市支部研究員吉川 笑美(ヨシカワ エミ 旧姓:田山)と、UGNエージェントの吉川 庄司(ヨシカワ ショウジ)の間に産まれた。

※庄司の記録(
・名は体を表す。笑美は、いつも笑いを絶やさない女性だった。研究が難航した時も、ようやく研究が進み始めた時に妊娠が発覚した時も、それが難産だと告げられた時も。

・逆子だった。研究続きで体力の落ちた笑美には、難産の苦しみに耐える力がもう無かった。UGNの研究支部附属の病院で、産まれた赤子の姿を見て、いつものようにニッコリと笑顔を浮かべて…彼女は息絶えた。

・産まれた子供には、笑美から一文字とって、"笑"と名付けた。笑美のように、ずっと笑ってくれる子に育ってほしいから。笑は体重が軽く、様子を見るために暫く病院に預けることにした。

・UGNの研究員から、笑を研究施設に渡すように命じられた。何でも、あの子は「笑美の研究の成果かもしれない」らしい。一体何のことだ。

・笑美は俺には何も知らせてくれていなかった。あの子の妊娠が研究の進捗と重なったのは、決して偶然なんかじゃない。あの子は。笑美は。

・UGNの研究員からの命令に逆らってみたものの、木っ端エージェントの俺にはどうすることもできなかった。
俺は地方に飛ばされ、笑に会うことも禁じられた。

・笑はUGNチルドレンとして育てられているらしい。どうか健やかに、明るく笑って育っていて欲しい。
)

※笑の日記(
(3歳時点の日記より抜粋)
・きょうも　げん　と　くんれんを　しました。げん　は　いつもおこってます。
くんれんの　さいごに　げん　に　こうげきを　あてたら　ちょっと　びっくり　してました
(8歳時点の日記より抜粋)
・玄とは、血がつながっていないことを知らされた。本当の親は、おれを捨てたらしい。俺は何かの研究の成果らしく、研究員たちはみんな、おれの中の何かが気になっているらしいが、そんなものはおれにもわからない。毎回ニコニコしながらおれにちかづいてきて、体調はどうだとか、訓練では玄に勝てるようになったかとかきいてくる。体調は普通だし、玄には勝てないですよ、と告げれば残念そうに戻っていく。
ここにいる人はだれも信じられない。玄だけは別だが。
(11歳時点の日記より抜粋)
・玄との訓練じゃもう、負けることも無い。ハヌマーンの力も、バロールの力も上手く扱えるようになってきた。明日からFHとの実戦になる。
楽しみだ。
(13歳時点の日記より抜粋)
・危なかった。ここにはもう、戻ってこられないかと何度も考えた。ここに戻ってこられたのは、偏に運が良かったから…本当にそうなのか？
わからない。あの、FHの一人に追い詰められた瞬間から記憶がない。気がつけば辺りは更地になっていて、すぐ横には怯えきった表情のソイツがいた。
なんだったんだ？まあ、助かったのだから、良いのだが。
あの路地には、確か監視カメラがついていたはずだ。今度、見に行ってみよう。
・クソックソックソッ！！！なんだアレは、アレは誰だ。俺だっていうのか、アレが。
わからない。こわい。あの目は。あの、冷え切った、何の感情も籠もっていない目は。
瞬間、
(14歳時点の日記より抜粋)
・今日から調布市支部所属となるらしい。新設の支部らしく、聞けば支部長は俺より年下だとか。
色々不安はあるが、何とかうまくやっていくしかないだろう。
)

※研究員の日記(その内書く)


いつも笑顔、敬語で接する少年
何となく全体的に嘘くさい。



佐藤涼太 初根悠椰

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