容姿・経歴・その他メモ

「大事だった、何よりも。だから守りたくて、一緒に居たくて」
「……けど、それは私のせいで叶わなかった」
「当たり前だよね、強くもないくせに出しゃばってたら……そりゃそうだよ」
「後悔してもしたりない。謝っても謝りきれない」
「……だからせめて、もう私の前で、誰も死なせないくらい強くなる」

性格

いつも笑みを絶やさず、年齢以上に落ち着きや気配り上手なところがある女性
日常では気弱な節もあり、勢いに負けてしまったりすることも多い。だが戦闘時となるとそれは少し変化し、自らにかかるリスクといったのを天秤から差し引き、周りの仲間が無事であるならば自分の命を投げ捨てることも一切厭わない

それの根源となるのは自分の力不足で失った弟への罪悪感がベースとなっており、自殺願望にも等しい自己犠牲の精神
生きるうえで支えにしていた弟を喪って以降、弟の元へと逝けることだけを内心で願っており、ただ自ら命を絶つなどをするのは何よりも許されない行為。そのため戦いの中自分の命が焼き尽くされるその時を待ちわびている

覚醒

物心ついた頃から静電気を感じることが多く、よくその痛みで泣いては親を困らせていた。弟ができてからはそれをグッと堪え、体質だから仕方がない。そう思うように切り替えて過ごす

まさかそれが特殊な能力由来などとは、当時は夢にも思わなくて

自覚するきっかけとなったのは、眩むような日差しが大地を照り付ける夏の日のこと。
弟と共に外で遊んでいた晶は、親には立ち入らないよう言われていた廃工場へと人が入っていくのを見つける。危ないかもと思いながら、何か呼ばれているような感覚と弟が乗り気ということからついその中へと忍び込んでしまう。それが晶が犯した最初の間違い

忍び込んできた愚かな子供を捕まえるなど、FHからすれば意図も容易いことで。あっという間にバレた2人はそのまま吊るし上げられ、αトランスを投与されジャームへと堕とされかける。
だが、幸いにもそれが晶の中に眠るレネゲイドを覚醒させるきっかけとなり、また無意識下に拡散していたレネゲイドの影響を受けていた弟も暴走まではせずに済んだのだ
手直に落ちていたFHの武器を拾い上げ、レネゲイドの衝動に身を委ねながら応戦。ギリギリのところで命を繋ぎ、UGNの救援が来たことで助けられることとなる

過去

地元のUGNに救出された後、力についての説明を受ける。それからは両親には習い事という形でUGNの訓練を受け、力の使い方を2人で学ぶ生活をすることに
並々ならぬ才覚を2人とも持ち合わせており、特に弟は大人顔負けの力を持つチルドレンとなる。晶も力を秘めてはいたものの、覚醒時の出来事がトラウマとなり力を十分に発揮できずにいた

また、その支部はアッシュ・レドリックの息が強くかかった支部であり、日本における遺産関係の調査などを主としていた。そのため表だった戦いに出るのが事がいまいち行えない状態の晶は情報収集をメインに活動、補佐的に戦闘も行うといった形で日々を過ごすこととなる

そうして晶が13歳となった頃、『地球の遺産』と呼ばれる遺産にまつわる任務に携わった際にことは起きた
支部ぐるみで弟と共に携わり、それを手に入れるためにFHと激しい戦闘の後、そこに残っていたのは晶だけだった
何も記憶は残っておらず、けれども確かなのは『弟はその際に居なくなった』ということと、『地球の遺産は手に入らなかった』ということ
抗うための力をつけず、そのために一番大事なものを失い、挙句の果てに何一つ成せなかった。それが晶の犯した2つ目の間違い


悔悟の念からまともに動けなくなり、自暴自棄になっていた晶の元へと一本の通達が来る。それは自分の支部をスポンサーであるアッシュ・レドリックのモノであり、わざわざ晶のような小娘に連絡をするような存在ではない。
だが、だからこそ意味のないことをするような人物でないのだ。不審に思いながらその連絡を受け取ると、新たな指令が伝えられる。『地球の遺産』が瑪守学園と呼ばれる場所にあるという噂が流れており、そこへと入学し調査をするというモノ

本来、致命的なミスを犯した晶にかけられるはずの言葉ではなく、有り得ない事実に困惑している中に終わることとなった。
いわれたからには、やらねばならない。晶に拒否権があるわけがなく、誰もいなくなった支部で1人晶は歩み出す

『地球の遺産』

晶が手に入らなかったと思っている『地球の遺産』、それは晶の心臓に宿っている
本人自体が無自覚であり、何よりなぜそこにあるのかは不明。だが、それが宿っているからこそ晶の心臓は拍動を続けていて、これが奪われれば命を落とす

『地球の遺産』の呼び名は不明、宿りし想いは『生存本能』。あらゆる生き物の死ぬ間際の感情を蒐集することを目的とした思念を持っている
そのため、晶は無意識だが自ら死へと身を堕とそうとするように誘導され、手遅れになる間際で遺産が肉体の再構築を行い生存させられ続けている

履歴

セッション履歴