Ｎ市のＵＧＮ支部長を務める男。シンドロームはブラックドッグ。妻子持ち。大病を患った際、延命の為に全身を機械化した。レネゲイド蔓延る世界においても平和なＮ市を実現する為に彼は邁進している。

機械の身体を利用した捨て身の接近戦を行う。
機械装甲にはダメージを負う毎に発電細胞の活性化を促すシステムがあり、最終的に自身の数少ない人間部分の内臓をも焼き焦がす程の電流を身に纏うまでに至る。その帯電状態から腕に内臓されたアームブレードを介して対象に高圧電流を流し込む必殺技は、自身も絶命してしまう程の威力を発揮する。自滅してしまう性質状、乱発できない。

数年前、芽殖孤虫への感染が発覚した。致死的な寄生虫感染症であり、彼の場合は皮膚組織や殆どの臓器に侵襲されていた為に、通常ならば治療が出来ず死を待つだけの状態であった。ところが、彼はブラックドッグのＯＶとして覚醒していた為、機械化による治療に耐えうる身体であった。それが功を奏し、一命をとりとめる。治療を行ったUGN医療班(ホワイトハンド)には、感謝しかない。
因みに、血液も人工の物であるが、人工臓器に血液の透析と造血の機能が有るので、輸血の必要はない。

今より3年前。まだ、彼が支部長ではなく一介のエージェントであった頃。パートナー「朧雲 夕」と共に「マスターレイス討伐作戦」に参加した際、誤情報を掴まされた事で彼らは守るべきはずだった無辜の市民を襲撃してしまう。当時の彼は死を待つだけの大病を患っており、一か八かの全身機械化治療を控えていた最中の出来事であった。情報が誤っていたとはいえ、民間人を手に掛けた事に罪悪感を覚え、罪の重さに耐えられなくなっていた彼は、死ぬつもりで機械化治療に臨んだ。
幸か不幸か。治療は大成功。目覚めたときにはパートナーは行方不明。上司はというと先の一件から“栄転”という形で現支部長としての責を逃れており、その後釜に彼は選ばれる事となる。事件の存在はUGNによる徹底的な情報統制により秘匿された。全身機械化によって姿は変わり、コードネームも変更した為、当事者ですら山河支部長と事件を結びつけるのは難しくなっている。彼はN市支部の長でありながら、誰にも言えない罪を抱える事となる。
元パートナーは罪の意識からかジャーム化してしまっており、最終的に帰らぬ人となった。しかし、彼女の遺志を引き継いだ事で、その事件の首謀者であったと判明した元支部長を失墜させる事に成功した。

①初期作成（2022/1/24）
　環境：基本１・２、ＥＡ（上級なし）
②成長(2023/8/15) 経験点13使用
　追加サプリ:上級(未使用)
　エフェクトレベル上昇:10点
　〈白兵〉技能レベルアップ:3点(Lv6→7)
　加齢(32→33)

　《ハイマニューバー》取得/EA
　「サラウンドレポート」取得/UG30