容姿・経歴・その他メモ

経歴
雨の降る夜。空腹で倒れた自分の前に現れたニンゲン。彼は何も言わずに温かい料理を出してくれた。「食べな」と一言。食事中は特に会話をしなかった。食事後はゴチソウサマと言わされた。部屋を出ようとすると彼は「当てがあるのか」と。恐らく向かう場所があるのか、と聞いているのだろう。自分は首を横に振る。「ここで暮らせば」と彼は言う。少しの沈黙の後、肯定の意を示すため首を縦に振る。それから彼は自分に名前を付けてくれた。ワム、と。特に断る理由もないので肯定した。それから彼は色々な事を教えてくれた。何年か経った頃。自分はワムという自我を得ていた。彼から「お前はもう人間として生きていける」と言われ、ここを出ていく事を提案された。ワムは否定した。気が付けば「ルネのこともっと知りたいんだ」。そう言葉が口から出ていた。彼はニヤッと笑って「じゃあさ、俺の仕事の秘書やってよ」と言う。ワムは肯定した。「それは、いいね。楽しそうだ。ルネの本音を話せる相手も必要だろう」と返答する。彼は笑顔で「不束者ですが、末永くよろしくお願いします」と返す。ワムはツッコミを入れた「キミと婚約は勘弁願いたいものだね」と。

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