ジャームの遺体から健常な部分を継ぎ接ぎする事で生み出された人工生命体。
実験が暴走し始めた頃にはパーツを継ぎ接ぎしていく事で強化が図られた。
コードネームの"テセウス"は元の身体が既に残っていない事からつけられている。

実験体の"誰か"だったもの。
身体のどこが誰の遺体の一部なのか分からない人間モドキ。
また、身体も歪なら記憶や思考回路も歪であり、実験の犠牲者のそれぞれの記憶や意識が混ざり合っている。
複数の自我が混ざっている所為か、特定の"誰か"になる事を忌避している。
どうしても必要な場合、「フラン・ドール」と名乗っている。
フランケンシュタインの人形や、腐ったヒトモドキという意味合い。
名乗りから察せられる通り、歪な存在である自身の事を酷く嫌っている。

同じ実験体に対しては同情的であるが反面、プロジェクトアダムカドモンやそれに関わった人物に対する感情は過激。
ただし、自分から手を下す様な真似はしない。早く死んでくれねーかな、と思う程度。

一人称は安定せず、声も男性の様な女性の様な子供の様な大人の様な歪な合成声のように聞こえる。
年齢に幅があるのはアダムカドモンで生まれたとした場合は11歳。
身体のパーツを生きてると定義するなら、記録上は最年長の25歳となる。

ゼノス以前のFH日本支部長だった都築京香と神城グループの共同作。