▼人物プロフィール

三軒茶屋のとある裏路地の喫茶店のマスターを務める中年男性。
陽気な面倒見のいい性格で人当たりのいい人物。
だが、仕事である喫茶店経営がうまくいっていなく、食つなぐので精いっぱいというそこはかとなく哀愁の漂うおっさんである。

だが、それは表の顔。
本当の姿はヴィランを討伐するヒーローの一人“サングレ・セルピエンテ”である。
専用の変身アイテムを使い、ワインレッドを基調としたスーツを身にまとう。
だが、享楽的で飄々とした立ち振る舞い、ヴィランへの容赦のない戦い方が人々に畏怖されている。

▼戦闘スタイル

戦闘においては「変身煙銃“レネゲイドスチームガン”」並びに「コブラレネゲイドボトル」を使用して戦う。
銃口の下のスロットにコブラレネゲイドボトルを装填し、「蒸血」の掛け声と共にトリガーを引くことで変身する。

攻撃方法は二通り。
《アンサラー》バルブの付いた片手剣。刀身部分からオーヴァードに致命的効果のある成分を含む煙を出す。
《レッドテンペスト》先述のアンサラーの刀身と柄を分離して、レネゲイドスチームガンと合体させた銃剣形態。アンサラーの効果を込めた弾丸を遠くの対象に打ち込むことが可能。

遠近両用、異なる技術を用いた攻撃方法はオールラウンドに戦闘を進められるが、
パワーソース：スチームに由来するこのパワードスーツは使用者への負担が度外視されている傾向がある。
変身中、使用者体力の過剰な減少、侵蝕率の増加が著しい。元々ヴィラン用のアイテムであることから、これは仕方のない事ではあるが。

▼経歴

さて、彼の戦闘用装備はヒーロー向けに作られたモノではない。元はヴィラン用に作られた代物だ。
それをなぜ彼が持っているのか……その答えはただ一つ彼が“元ヴィラン”だからだ。

15年前、彼はひっそりと過ごす妻と娘と共に幸せな生活していた。
だが、そんな幸せな時間は長く続かなかった。ヴィランによって5歳にも満たない一人娘が攫われたのだ。オーヴァードとしての利用価値があるとして
ヴィランズイヤーによってオーヴァード犯罪者が爆発的に増えた時に起きた出来事……今後役に立つであろうオーヴァードを人殺しの道具にしようとしたのだ。
そんなことを当然父親は許せるはずもなく、自分単体では“救いだす”といった行為を取れなかった彼は、彼女を守るため常に傍にいることを望み、ヴィランへと墜ちた……
やむにやまれぬ事情でヴィランとして活動していたが、レネゲイドウォー勃発の際に元居たグループに反旗を翻し、娘と共に脱出。
以後、ヒーロー側に協力することとなりそのままヒーロー側の勝利へと貢献した……家族に深い傷を残して。

だからこそ彼はヴィランを憎み、二度とこのような事が起きないようヒーローとして活動しているのだ。

▼セリフ

「いらっしゃい。今日も日替わりコーヒーあるけど、いやいや、そんな嫌がんないでよ～ 今度こそうまく行くからっ」
「俺は虫けらみたいに人を扱うヴィランたちを許せない。だから、戦うんだよ……みんなの期待を背負うヒーローとしてな」

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