中国の天津市某区で生を受ける。三姉妹の間っ子。
某輸送機撃墜事件から3年余りとなっていたが、もとより治安が他の市街より安定している大国の一端ではオーヴァードやジャームによる被害が控えめであり、穏やかな幼少期を過ごした。

しかし春焞が8歳の頃、移動中の通学バスがFHのテロ攻撃に巻き込まれ大破。運転手や乗客のほとんどが死亡し、春焞も心肺停止状態だったが、母の手により医療機関ではなくUGNの研究部へと運ばれる。
母は非オーヴァードでありながら優秀な研究者で、ガーディアンズとして中国北方のレネゲイド研究機関に参加しており発足したばかりのUGNの中国支部設立にも携わった。上層部の人間と言える。
そんな母が、次女をどうにか死なせないようにと権力を使って実験とも言える手術を強行した。エグザイルのオーヴァードに臓器や皮膚を増殖させ、肉体を移植した。体が5割ほど置き換わった段階で体に変化が生じ、移植した人体にあったレネゲイドウイルスによりオーヴァードとして覚醒してなんとか命を繋いだのであった。

それからすぐ命を救ってくれた母と、恩人であるオーヴァードへの恩返しとしてUGNで活動を始めた。元々護身のために修得していた中国拳法を研磨していった。
覚醒して1年で発覚した事実として、肉体が老衰しないことが判明した。死ぬまで8歳の肉体のままと気がついた三日三晩は泣いて過ごしたが、「エグザイルだから体は好きに変えられるかも」と思い至り立ち直った。現金チャイニーズだった。
外出時は《擬態の仮面》を使用して年齢相応の肉体を形取っている。（メジャーアクションだからシーン切れるたびに解かれる。そこは何回もやり直しているていでいかせていただきたく…服や装飾品など身につけているものは、めちゃめちゃ伸び縮みする素材を使ったものしか着ていません）

春焞自身が穏健派であることから、他の家族や李文龍と繋がりのある先輩エージェントたちなどの改革派と折り合いが悪く、居心地の悪さを感じていたところUGN日本支部に出向する話が持ち上がり、親元を離れて海外へ渡ることを決意する。
配属された先で“パラディン”的場啓吾に関する事件を他のエージェントと提携し、チーム『初雷』の一員として参加。
その後はUGN日本支部から他の都市支部に異動し、その先で偶然風晴 天真と再会することとなる。

同じ支部のチルドレンに庇ってもらいながら日本の高校に騙し騙し通っている。

年齢や立場関係なくはっきりした物言いをする。
真面目で誠実を心掛けているが、ちゃっかりしたところがあり融通は利く方だと思われる。
ただし、好きな人に嫌われることに関しては恐れが強く、言いたいことを我慢することもある。
古風ぶっているもののミーハーで、流行り物に詳しい。

体術・・・！！

麓 春焞（Lū Chūnchūn）
ニャンニャンだのチュンチュンだの　猫なのか鳥なのか