前髪が長い少年。目の隈が目立つ。
気が弱く根は暗い。

5年前に覚醒。その際の暴走でジャームを一体、殺害している。
UGNに保護され、監視される予定だったが身内の政治的な圧力により、直ぐに監視はなくなった。
本人としてもUGNとなって誰かを傷つけることもできないし、殺すことはもっての他だった。当然、FHに所属することもない。
イリーガルとして協力することも誰かの命を奪う可能性があるため、無理だった。オーヴァードとは言われていても人、戦える訳がない。
何より、それは自分にとって大事な日常を捨てることに等しい。選べる選択肢ではなかった。

だが、ジャームという化物のフィルタを被せた状態であれば、引き金を引くことができた。
自分が引き金を引くことで助かる命があるのならとジャーム専門の暗殺者となった。
※人の姿を残しているジャームは基本的に撃てない。その場合のみ依頼を断る。ただし、ジャームが出している被害があまりにも大きい場合、気合で撃つことは可能（吐いた後、三日三晩寝込む。食事はまともに摂れなくなる）。
どこの組織にも所属せず、ジャーム暗殺の依頼のみで動くスナイパー。安全地点から対象を撃ち抜き、日常に帰る。

動き回りながらスナイプするシンプルなスタイル。
集中力が必要なため多用はできないが、一度に複数ターゲットを狙い撃つことも可能。