容姿・経歴・その他メモ

焼けた。焼けた。焼けた。焼けた。
私のせいで、全てが燃えてしまった。
このまま、私も、燃えて、死ぬんだ。
あぁ、だれか、だれか、たすけて、たすけてよう。
あついのは、いやだよう。

「魅入られたか、｜盲目の神《アザトース》に」

一陣の風が薙いだ。
炎は勢いを失い、いつの間にか消えていた。
人影は近付き、微笑んだ。

「だが、まだ助けることができる。俺が、お前のヒーローになってやる。」


これが私の罪と最古の記憶。
｜盲目の神《アザトース》に魅入られ、オーヴァードとして無自覚に覚醒し、自身の村を焼き滅ぼした。
大切な家族も、友達も、自らの手で殺した。
その時私も焼けて死ぬはずだった。
けれど、まだ生きている。

だって私には、かけがえのない｜恩人《ヤツホシ》がいたから。

東京近郊D市のUGN支部に所属するチルドレン。
お嬢様口調で話す。
能力覚醒時に暴走し自身が住んでいた村を消滅させている。
その際その日以前の記憶を失っている。
以降はその日に救助してくれた同支部の支部長である「ジャック＝｜八星《ヤツホシ》・アルデバラン」と行動している。
どうやら特殊な支部であるらしく、ヤツホシ曰く「魅入られた者しかいない」と言っている。
アザトースと呼ばれる神話生物に魅入られた人間はその体に神話生物の意思を宿され凶悪なオーヴァードになるらしい。
そして皆ヤツホシに救われたもの達でもあった。
そんなこんなで、リーシャもヤツホシの事を尊敬している…否、好いている。

アビスドライバーとアビスキーそう呼ばれているもので戦闘フォームへと変身する。
変身と言っても足元から常時炎が巻き上がるだけだが。
変身後の姿では「｜生ける炎《クトゥグア》」と名乗っている。
これは自身の体に宿った神話生物の意思。
膨大なるエネルギー、渦を巻く破壊の権化である。


本当はアビスドライバーとアビスキーなんてものがなくても戦闘も変身もできる。
だが、魅入られたものはその能力の行使によってどんどん神話生物に近付く可能性があるらしい。
だから、変身しなければならない。
「何を守る為」「何を倒す為」能力を使うのかを再認識する為に。
「自我を失えば多くが死ぬかもしれない事」｢命を失うかもしれない事｣それでも戦う覚悟をする為に。

だれかの　ヒーローに　なるために。

ちなみにドライバーとキーはヤツホシの自作。

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