容姿・経歴・その他メモ

つい最近ヒーローライセンスを取ったばかりの新人ヒーロー。新人ヒーローの中では年かさだが、生まれつき＆幼少期に病弱だったの影響で非常に童顔なので、普通に馴染んでいる。本人的にはちょっと複雑らしい

「誰かを助けること」に主眼を置くヒーローで、特徴はその速さ。瞬間的な加速で助けを求める人の元へ一番に駆けつけることができる。その際に発光し、その軌跡が流れ星に見えることからヒーローネームがついた。

元々はごく平凡で、お人好しで、善人な一般人として暮らしていた。穏やかな両親と、いつだって優しい兄、愛しい夫もおり、子供達二人にも恵まれて、ささやかで幸せな日常を過ごしていた。…1,2年前のショッピングモールテロ事件に巻き込まれるまでは。

家族全員で出かけたショッピングモール。そこが大規模なテロ事件の舞台となり…自分以外の家族が犠牲となってしまう。特に自分をいつだって可愛がってくれて、いつか恩返しもしたいと思っていた兄が自分を庇い亡くなったことで、心がポッキリ折れてしまう。

療養先の病院で半ば廃人の様に生きていたが…その最中、ある事件に巻き込まれ、精神のみで異世界へ迷い込む事になる。

その先で…「自分が亡くなった世界で生きる『別世界の兄』」と邂逅。その叫びを、思いを、戦いを知ることになる。そして『別世界の自分』の思いや、別世界の兄との語らいによって…ようやく、前に進む覚悟と勇気を得る。

『大事で、大好きで、守りたかった』
『例え、一人置いて行くことになるのだとしても、それで苦しむのだとしても、生きていて欲しかった』

「…私も、お兄ちゃんも、おんなじこと考えてたんだね」
「私たちは自分の罪に、喪失に十分に苦しんで、頑張った」
「だから…今度は幸せを目指して前に進もう」
「お兄ちゃん、大好き。…いってらっしゃい。そして…」
「--いってきます！」

病院を退院して、レネゲイドの訓練を受けて。私はヒーローを志すようになった。
きっといいことばかりじゃない。事件を未然に防げるなんて余りないし、痛い思いも悔しい思いもきっとする。…でも

私のように泣いてしまう人を一人でも減らせるなら。守りたかったという後悔を力に変えて…私は、真っ直ぐに駆け出してみせよう。
誰よりも早く、助けを求める君の元へ…大丈夫、絶対に間に合わせてみせるから…！

「お待たせ！ヒーローが来たよ…もう大丈夫！」

私は、この翼で、ヒーローとして頑張るよ。…見守っていてね、みんな。力を貸してね、お兄ちゃん。…お互いに頑張ろうね、『お兄ちゃん』

セッション履歴