容姿・経歴・その他メモ

「大アルカナの1番目『魔術師(ザ・マジシャン)』の化身」を自称する独立型レネゲイドビーイング。

中世から現代まで現存していたという骨董品のタロットカードを媒体として覚醒した。
自我に目覚めたタイミングこそ5年前だが、覚醒する以前にタロットカードの持ち主だった人たちの事を何となく覚えているらしい。
「“私”を大切に扱ってくれた多くの人がいたからこそ、今の私が在る」とは本人の談。

しかし現在、彼の起源(オリジン)となったタロットカードは失われている。
「最後の所有者」は暴走したジャームに殺害されており、その際にタロットカードも焼失。
最期の瞬間までタロットカードを守ろうとした「所有者」の遺志によって覚醒したレネゲイドビーイングこそが、ウィズ＝ザ・マーキュリーである。

そういった経緯からか、今のウィズは言語化し難い「空虚さ」を抱えて生きている。
心の穴を埋める為、己の知識欲に従って行動する傾向があり、同様に他人との繋がりにも餓えている様子。

UGNに保護されて以降、ウィズは用意された戸籍を使って高校に通いながら、UGNエージェントとして活動している。
表向きの名前は「水星(ミズボシ)　ウィズ」であり、外国人とのハーフという設定。
戸籍上の年齢は16歳→17歳。精神年齢？　5歳～25歳くらいを反復横跳びしてる。

好きなものは本と紅茶とコーヒー。
レネゲイドビーイングである事をいい事に、任務や学業の無い日は紅茶やコーヒーを飲みながら読書に耽っている。

◆

過去の思い出に一応の踏ん切りはついた。
愛すべき友、愛すべき主と共にウィズは歩いていく。
唯一、未だ残る心の穴も──きっと、いつかは。

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