容姿・経歴・その他メモ

端的な説明
　国内外の交流が活発になって没落した旧家『橘樹家』の血筋を引いた日本人とフランス人のハーフ
　フランスの名家『ラルカンシエル家』の息女でもあるが、様々な観点から日本の暮らしが肌に合った
　日本での戸籍は『天音・フィエ＝シレーヌ・橘樹』及び『橘樹天音』及び『橘樹シレーヌ』
　フランスでの戸籍は『アマネ・フィエ＝シレーヌ・ラルカンシエル』。基本『橘樹天音』を名乗る
　名乗らない方のフルネームを呼ばれ慣れておらず、派手すぎて恥ずかしいため本気で嫌がるほど
　嫌がらないどころか自分で名乗り始める時は、必ず一人称が『ボク』となっている状態である
　UGN〇〇支部に所属している学生エージェントで、コードネームは“歌の姫騎士(シュヴァリエ・ディーヴァ)”
　ハヌマーンとノイマンのクロスブリード。後述する性格によって得意としていることが違っている

　実は『橘樹家』とは、古くからレネゲイドウィルスについて一定の知識を抱えていた一族である
　規模としては、あの『春日一族』に及ばず、表舞台で程々の栄華を築く程度で済ませていたとか
　どのように栄光を掴んだか。それは、生まれてくる『特殊な子の性質と活躍』によるものである
　この家ではレネゲイドの影響により生まれた子が自我を得ると『２つの性格』を抱えているのだ
　例を挙げると、その子供は『活発な自分』と『人見知りの自分』が共存している状態なのである
　これは異なる人格を２つ抱えている訳ではなく、まさしくそういう調子の時があるといったもの

　天音の場合は『強気で挑発的な自分』と『弱気で大人しい自分』が不定期に切り替わるのである
　前者（以降、強気モード）の後、後者（以降、弱気モード）になって謝罪することも少なくない
　これに関しては、成人するまでにどちらを本当の自分にしたいか決めるまでは治らないのだとか
　『橘樹家』は、その時代その時期に適した性格の子供を輩出して、度々栄光を得てきたのである
　なお、この状態を成人以降も保つことは精神の不安定を招きやすく、ジャーム化のリスクを孕む
　そのため、天音はあと３年以内にどちらの性格を自分として定めるか悩み続けているのであった
　何しろ緊張すると困る場面では強気モードが、大人しい方がいい場面では弱気モードが便利だからだ

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