地域　： 日本・東京23区全域
敵　　： 巨大レネゲイドビーイング“《根源花》”
難易度： Sクラス（広域異常災害）
共闘者： UGN日本支部東京周辺全戦力・中枢評議会直属部隊『｜旧き英雄《Einherjar》』

――それは、ある夏の夜。
突如、東京湾沿岸部から“異常な植物”が爆発的に増殖し始めた。
地下鉄網、電波網、水道系統すら侵食され、わずか数時間で都市機能が完全に麻痺。
UGNは即時に“侵食災害”として警戒レベルを最高段階に引き上げた。

その植物群の正体は“有機集合型レネゲイドビーイング群体”──通称《根源花》。
自己増殖を続けながら、根を通じて“侵蝕波”と称される謎の波動を送信し、周囲の人間を覚醒、強制的にジャーム化させていく。

UGN日本支部の即応部隊は次々と現地に投入されたが、統制のとれぬまま各個撃破され、反撃の糸口を掴めない。
まさに首都壊滅の危機。その報を受け、UGN中枢は"｜旧き英雄《Einherjar》"と"レネゲイド災害緊急対応班『マルコ』"への緊急出動を要請した。

まず、事態の武力対処能力を求められる"｜旧き英雄《Einherjar》"は、斥候部隊による調査を開始。
同時に"｜旧き英雄《Einherjar》[戦線支援部隊]"は、問題の中心である“侵食ネットワーク”の構造を即座に解析し、地下に存在する“栄養核”の存在を特定。
通常の通信が“侵蝕波”無意味となる戦場で、彼は斥候部隊に「無言の指示」を送り続けた。
衛星画像と斥候部隊の戦闘記録を重ね、わずか一度の“最適ルート”を算出。

一方、同時刻。
レネゲイド災害緊急対応班『マルコ』は、進行する《根源花》の根による被害を減らすべく、一般人の避難救助を開始。
ジャーム化した一般人を"｜獅子に付き従う狼《アセア》"アイシェ＝アルトゥと、彼女に臨時指揮権を委託された"｜旧き英雄《Einherjar》[防衛戦部隊]"の協力により殲滅。
可能な限り人的被害を抑え、事態の収拾を行う事に注力していた。

レポートされた最適ルートを持って、正面突破を画策していた対策本部に到着した"｜旧き英雄《Einherjar》[戦線支援部隊]"隊長である副長"｜豊翼の将《Freyja》"による説明の後、編成を開始。

レネゲイド災害緊急対応班『マルコ』班長"｜一撃必殺《オーバースマッシュ》"暴神飛鳥
｜旧き英雄《Einherjar》隊長"｜旧き王《Valföðr》"紅月レイ
同部隊副隊長[射撃戦部隊]隊長"｜霜影の将《Skadi》"梅花ユキヨ
同部隊副隊長[防衛戦部隊]隊長"｜黒鉄の将《Týr》"檀上ジョニー
同部隊副隊長[戦線支援部隊]隊長"｜豊翼の将《Freyja》"榎宮エミ
同部隊副隊長[後方支援部隊]隊長"｜慰療の将《Eir》"樒実ショウコ

の六名を中心とした"超攻撃特化編成"により、正面から堂々と“最適ルート”を突破していく。

道中の有象無象に対して、戦力を分隊化して残す事で対処しながら進軍し、編成の中心である六名の体力を温存しながら最深部へと到達。
到達した最奥部にて、核の守護者として立ちはだかる巨大RBと交戦、体力を温存していた事もあり、敵性の行動を終始完封、圧倒する。
最終的に『マルコ』班長"｜一撃必殺《オーバースマッシュ》"の由来とも言える一撃により、核を守る巨大RBと《根源花》の"広域制御中枢"を共々破壊、討伐することに成功。

侵食は瞬時に停止。翌朝、東京の空は静かに晴れ渡った。

この戦いはUGN内部でも「伝説的な作戦」として評価されている。