容姿・経歴・その他メモ

すべてはウロボロスというシンドロームが発見されたのち、レネゲイドビーイングがウロボロスに怯える様子を見たFHの研究者がウロボロスのレネゲイドビーイングという存在はいるのかという疑問から始まった。

いろんな素体を使い、ウロボロスのレネゲイドウィルスを交えてレネゲイドビーイングを作ろうとしたが、失敗に終わった。
ウロボロスのレネゲイドウィルスにすべて喰らいつくされてしまったからだ。
だから研究者は考えた。ウロボロスのレネゲイドビーイングにふさわしい素体はないのかと。
そして一つの実験を行った。
それは素体として噂や都市伝説などの都市伝説を利用することだ。
おぼろげな存在ならウロボロスに喰らわれることなくレネゲイドビーイングとして形取れるのではないのかと。

その実験は成功した。研究所は崩壊したが。
生まれたばかりの自分は訳も分からずその場から逃げ出した。

そして落ち着いたころ、自分に関して考察することにした。
自分はウロボロス/ノイマンのオーヴァードらしくレネゲイドウイルスへの期待というものを媒介に生まれてきた...らしい。
あの研究所にあった資料によるとだが。
あの研究所を壊したからには自分はFHに追われる立場になるだろう。
だから逃げよう。

―――そして5年が経った。
あまりFHと出くわすことはなかったが、人間社会に溶け込んで暮らすのはそこそこ楽しいものだった。
普通の人間に愛着がわくぐらいには。
そしてFHのことなどすっかり忘れたころに奴らはやってきた。
奴らは一般人を人質にこう言ってきた。
「こいつらを生かしたければ俺らに捕らえられろ」と。
人々に愛着がわいていた自分は仕方なく奴らに捕まった。

―――そこから物語は始まる。

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