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画家志望の高校生。故郷はド田舎の山村の出身であるが、土砂崩れで村ごと消失している。
家族に妹の『さとり』がいたが、同じく土砂崩れの際に死亡している。

過去に妹に褒められた『絵』を支えに今も絵を描いており、人付き合いは苦手なモノの、困っている人を見れは
助けに行くような穏和な青年である。

その実

実際はだいぶ違う、『彼（さとる）』は本当は『彼女（さとり）』である。
彼が話す過去の話は、全て、『兄』と『妹』が逆である。

村では縁起の悪い双子が生まれたとして村八分にあう。生まれる際に母親が死亡しており、それによりより気味悪がられた。
そんな中、どうにか小学生のころまでは生きてこられたが、村にジャームが現れ事件が起こる。

生贄と称して、これ幸いに使われ、兄の【さとる】が妹の自分【さとり】を庇って死亡する。
その光景を目の当たりにしてオーヴァードに覚醒し暴走する。

結果として、戦闘で土砂崩れがあり村は崩壊。自分の身が生き残る。

心の内

あの時、自分が死んで兄が助かるべきだったと後悔している。
自分より優秀で、自分より優しくて、何より、【自分が一緒に生まれなければ普通に生きれたであろう】と思っている。
その中で、【願いを叶えられる力】があるとしり、【本来生きるべきであった兄を自分の依り代に蘇らせよう】と画策をする。

自身を依り代に考えるのは、【自分が生まれるべきではなかった】と考えているから。
本来は【兄妹じゃなくて、兄一人で生まれるべきであった】と思っている。

CNについて

臥薪嘗胆の【（かたきを討とうとして）苦心・苦労を重ねること。】の意味の、かたき＝自分自身　ととらえている。
其のままだと、変にみられるため、攻撃方法でヴィークルを生み出すときに、絵を描き出現させ、終わると泡のように消えていく姿から、画（絵）が深く濃くなっていき、最後には淡く生まれ消えていくさまから、【画深生淡】と当て字になっている。
また最終的に作り出したものは泡のように消えて行くさまから、ノン・シルエット　と呼ばれている。

名前について

兄妹で同じ漢字の名前【悟】でそれぞれ、【さとる】と【さとり）である。
双子が縁起が悪いということで、【一人】として扱わせるために、周囲が【悟】しか使わせなかったためである。

履歴

悟はアレンを殺さなかった。いや、殺せなかった。
力を籠めれば殺せる所まで行ったにもかかわらず、自身の願いの為に彼を殺すことを選べなかった。

『アレンや陣、できた友人や先生達との生活が楽しかったから』『本当の兄さんなら妹を犠牲にすることはしないと感じたから』
『人を、友人を殺す勇気がなかったから』『自分が弱かったからだろうか』

様は全部である。悟はどこまで行っても弱かった。だってさとり自身が『この世界で生きていく自己が希薄だから』だ。

自身すら認識できないほど希薄な存在・・・ノン・シルエット。

セッション履歴