デリカシー無し
社会常識無し
生活能力無し
道徳無し
配慮無し
ないないだらけの社会不適合者。一に殺し合い二に昼寝、三にメシで四以下には大抵興味無しといった次第。

「進化を妨げる生命を剪定する」というレネゲイドの意志に基づくレネゲイドビーイングであり、人斬りらしく人を殺すことに抵抗は持たない。また、「停滞」、「退化」を何より嫌い、そのような為人の相手には、はっきりと侮蔑の意を露わにした辛辣な態度を取る。

性格は気丈で大胆不敵、悪く言えば粗暴で頑固。
辛辣かつ気配りができない性分であり、暴言侮辱煽り等々を目の前で口に出すことに抵抗がない。
雑魚は雑魚としてはっきり侮蔑し、気に入った相手であろうとも何か失態を侵せば平然と人格を否定する。
しかしただ無暗に煽っている訳でもなく、敵側に対してはトラッシュトーク、味方に対しては激励としての目的も存在する。

善ではないが全くの悪という訳でもなく、理由も無しに女子供に危害を加えたり、助けを求められて無感情に見捨てるようなことはない。
むしろしつこく助けを求められると文句を言いながらも無視はできないタイプ。ツンデレ。

自分を人間ではなく「レネゲイドの意志を代行するレネゲイドビーイング」として強く意識しているが、後述する賢者の石の特性により、人間を構成する記憶に長期間触れていることで、所々人間らしい感性が身についてしまっている。

居合 - 我流

彼の基本的な戦闘スタイルである神速の居合。構えからの「抜刀」→「斬撃」→「納刀」までのプロセスが極限まで高速化されており、ある程度実力のあるオーヴァードが見ても「柄に手を掛けただけで何もしないと思っていたら、鍔鳴りがした瞬間相手が血を噴き出して死んでいた」としか認識できないほど迅く、大抵の相手は抜刀からの納刀までの動作を見ることすらできない。

また剣速が異常なまでに速く、平常時であっても１秒間に１００発を越える無数の斬撃を放つことができる。これは彼の放つ斬撃が、「レネゲイドの進化を妨げる生命を剪定するという意志」を元に生まれたレネゲイドビーイングであることにより、ある種のエフェクトとなって因果やら何やらが捻じ曲げられた結果のモノであり、その剣を振る衝撃波で周囲が蒸発するとか、腕が耐えきれず亜光速でロケットパンチすることになるとか、そう言うことにはならない。残念。

半ば斬撃を放つエフェクトということになっているため、不可視の斬撃を飛ばす、本来物理的に斬れないものを斬る、刀を一振りするだけで５０発の斬撃を放つという芸当が可能になっている。

「防がれたり斬られる前に斬れば善し」の精神であるため、剣術としての腕は、オーヴァードとしては平均的。あくまで異常なのはエフェクトと化した斬撃のみであり、それを使わない木刀のみでの対決であれば、非オーヴァードにも負け得る。

チェンジボディ

自己同意知性が「レネゲイドの意志」として確立されている、オリジン：ヒューマンのレネゲイドビーイングであることに由来する変身能力。一目見た人間の姿を模倣することができる。ただし能力や遺伝子情報など、外見以上のモノはコピー不可能。
また、自身の賢者の石───｜ハートレスメモリー《無疵なる記憶》の出来損ないの中に蓄積された死者や、石の元となったマギステルたちの姿も模倣することができる。
現在の青の長髪の姿は、人間であった頃の姿、つまりニュートラルの状態。

賢者の石 - ｜無疵なる記憶《ハートレスメモリー》の出来損ない

レネゲイドビーイングとして強制解放される際、不安定なレネゲイドを安定させるために、右手の手の甲に埋め込まれた賢者の石。
かつての"プラン・ハートレスメモリー"───"面影島事件"にて面影島の地下深くから発見された、"オモイデ様"の本体である超巨大レネゲイドクリスタルの一部を改造したものである。
出力を高めるため、かつてＦＨ日本支部長時代のプランナー直属の戦闘部隊「マギステル」に埋め込まれた疑似賢者の石全てをドロドロに溶かしたものとミックスされている。
元の素材から"オモイデ様"の能力───"｜無疵なる記憶《ハートレスメモリー》"の能力を一部受け継いでおり、素材となった疑似賢者の石の持ち主であるマギステルや、今までに殺めてきた命の記憶の残滓のようなものが蓄積されている(メモリークリスタル)。
もっとも本当に残滓程度のモノであり、記憶を読み取ることは不可能。ただ、殺害による記憶の蓄積を繰り返すことで、オモイデ様と同じく賢者の石を成長させることができる(グローイングクリスタル)。
また、遺品や遺体など、全うな死者の記憶を呼び出せるものを使い、死者のパーソナリティーを呼び出し会話するという、を疑似オモイデ様のようなことも可能(ハートレスメモリー)。

マテリアル：心臓、右目

永石絆を狙った"奪還者"永石竜馬───【ベータレネゲイド】の襲来(リプレイ・デザイア)後、ベータレネゲイド(※)を取り込み地球原種のレネゲイドの進化を図ったプランナーにより新たに造られた、ベータレネゲイドの結晶であるマテリアルのレプリカ。
更なる力を求めたルカ自身の希望によって、彼女の心臓と右目に移植されている。
心臓は元人間ということもあり脆弱だった肉体に、刀を神速で振るうに支障ない身体能力を。
右目は敵の弱点、隙、虚、間合い、攻撃の起こりといった、戦場の全てを認識することができる視界を彼に与えている。

元人間。
プロジェクト・アダムカドモンを終わらせた最強最悪の実験体"ダインスレイフ"の再現のために、UGN、FH、神城らの一部を中心として集まった「プロジェクト・アダムカドモン」の残党によって誘拐された。
その後、かつてのプロジェクト・アダムカドモンさながらの残酷な人体実験の被験体となる。

ある日、プランの一環によって研究所を襲撃したゼノスによって救出され、流れ弾によって後数分で息絶えるところを、プランナーにレネゲイドビーイングにされることで生き延び、現在の姿になった。
その際それまでの人間としての自我は消えており、以降「レネゲイドの意志」たるレネゲイドビーイングとして活動をしている。

"プランナー" 都築京香

「うさンくせェ～～～！！！！！」

公式NPC。一応は同じ「受肉したレネゲイド」であり、「レネゲイドの意志に従う者」同士ということで、ゼノスイリーガルとしてプランナーに従っている。ただ最近のプランナーは人間に肩入れし過ぎであると感じており、心の底では同胞とは認めていない。
プランという名目でお手伝い、もとい無償労働を度々させられているが、気づいていない。

"オールド・エス" フィン・ブースロイド

「おいジジイ！！このRMAアーマーって防具ゴミだぞ！！！」

公式NPC。数少ない心を許している人間の一人。アキハバラでの任務の最中に遭遇、接敵し、その際彼のエンジニアとしての腕に関心を持ち、自身の装備の開発、メンテナンスを無理やり依頼している。
OMEで入手しているアイテムは彼の発明品相当という想定。

"ミネルヴァ" 坂月那岐

「チッ、勝ち逃げしやがって。」

公式NPC。元好敵手。同じ刀を使うオーヴァードということで、よく手合わせという名の殺し合いをしていた仲。シャルヴとの戦いの中で死亡したことには少なからずショックを受けている。

"狩猟者"伊庭宗一＆"カーネイジ"織戸静馬

「ゲッ………クソジジイ…！」

公式NPC。数少ない彼が「勝てるか怪しい」と評価する準特級のオーヴァード２名。マテリアルを移植する前、イキって二人同時に喧嘩を売り半殺しにされて以来トラウマ。

"リヴァイアサン"霧谷雄吾

「得心しねェな。頭ッてなァ"イチバン強い奴"がやるモンだろうが。」

公式NPC。任務の最中一度だけ顔を合わせ会話したことがあり、その際感じた彼の思慮深さと全てを見透かしたような目線が気に入らず、一方的にいちゃもんをつけて嫌っている。

"シザーリオ"

「シェイクスピア全集ゥ？辛気臭くて読ンでらンねェや。フ●ブル持ってこいファ●ル。」

公式NPC。レネゲイドの意志に従うレネゲイドビーイングの同志。シザーリオの場合は「ジャームを狩る」、彼の場合は「レネゲイドの進化を妨げる生命を剪定する」と、若干の目的の違いはあるが、一応の意気投合はしている。話やテンションの波長は合わないが、本を貸し借りしたり稀にラーメン食べに行くくらいの仲。