UGNH市支部の支部長代行である八重咲 杏二郎から「世間を騒がせている回答を何とかしろ」と非常にぞんざいな指令を受けた。
まぁ、あの人が自分の研究以外に興味がないことはいつも通りだけれど。
ついでに何らかの宝石のついたイヤリングを持っていくように指示を受けた。
これについても詳しくは研究室へ、と大雑把に投げられてしまった。

研究室を訪れる途中にワーディングの通報を受け、急いで現地に向かう。
現地に着いた時点ですでにワーディングは消えており、現場にはUGNの協力者我樹丸君と見慣れぬ二人。
現場の状況から我樹丸君と二人が戦闘していたわけではないと判断し、事情を確認する。
見慣れぬ二人は、ヴォーダン、ラックラックと名乗るFHの関係者。
どうやらヴォーダンの持つブレスレットを狙って春日が現れたらしい。
一般人に危害を加えない限り、FHの関係者であろうと守るべき市民であることに違いはない。
それに、ヴォーダンを狙って再び春日も現れるかもしれない。
ヴォーダンに名刺を渡し、念のため我樹丸君から事情聴取をするため連れだって支部に戻った。

杏二郎さんから受け取ったイヤリングはいわゆるレネゲイドの卵のようなものらしい。
オーヴァードの争いの渦中に置くことで活性化するのではないかという推測から預けられることになったらしい。
嫌な予感を感じつつ、仕事をしに学校に戻ることにした。（我樹丸君はおいていった）

仕事を終えると校門前に春日の姿を見つける。
どうやらボクの持っているイヤリングも春日のターゲットらしい。
偶然ボクを探しに来ていた我樹丸君の援護を受けて撃退するが、春日の遺したガキから排除する、という言葉が気になり、
我樹丸君の後をつけて春日の襲撃に警戒していると案の定春日は現れた。
偶然かそれとも助けに来てくれたかヴォーダンとラックラックも駆けつけてきてくれた。

彼らと共闘してどうにか春日を退ける。
我樹丸君は春日からペンダントを引っこ抜き、
他の宝石についても回収しようとしたところで春日は復活し、
力を失ってしまったと言い残し退却していった。
ヴォーダンが調べたところによるとボクらの持っている宝石はおそらくもともと一つの王冠だったという。
ヴォーダンのブレスレットは預けておくとして、我樹丸君のペンダントの宝石はUGNで調査する必要があるだろう。
どうにか説得してペンダントを借り、イヤリングともども研究室に回した。
春日はおそらくまたこれらの宝石を狙ってくる。
ボクの仕事はまだ終わっていない。
ペンダントは我樹丸君に返し、イヤリングはボクが保管することで春日の襲来に備える。
このまま何も起きなければいいが……
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