容姿・経歴・その他メモ

優し気な雰囲気の青年。
「誰かを助けることは、立派な人間であることの証明だ。」
両親共に人の命を救う職業についていたからか、小さい頃からこの言葉を聞いて育ってきた。

家族旅行中に事故に巻き込まれ、自分を庇って両親は死んだ。
父の従妹に引き取られ、自分も誰かを助けることができるようにと進路を決めた。

ある時、道路に飛び出した少年を庇い、自分が轢かれた。
自分の代わりに両親が死んだとき、酷く後悔したことを思い出した。自責の念に駆られたことを。
助けた人にそんな思いはさせてはいけない。そう強く思い、意識は消えた。

目覚めると自分は助かったが、オーヴァードになっていた。
こんな力を持っていて、本当に人間と言えるのか。いつ化け物になるかもわからないのに。
そんな時、両親の言葉を思い出した。
「誰かを助けることは、立派な人間であることの証明だ。」
理性をもって、誰かを助けることができるなら、自分は人間だ。
力に溺れることもなく、世界を恨むこともなく、力を持ったからこそ助けることができる人がいる。
ならばこそ、この言葉に従い、誰かを守ろう。
自分は"人間"なのだから。

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