容姿・経歴・その他メモ

　
橘樹財閥の長男として生まれ、覚醒するその日まではなに不自由することなく育った青年。
現在は弟・誠太と共に「復讐」と称し、本来自分たちの家財であり遺産である奪われた物品を探し求めて旅をしている。

橘樹財閥

　裏の世界に足を踏み入れることになったのは7年前。好事家でもあった両親が集めていた「遺産」を狙った「盗賊」により、その当時屋敷にいた人間は皆殺しにされた、その事件がきっかけ。
　成すすべなく蹂躙されてゆく命に対し憤怒し、それに対し何もできずに弟と共に息を潜めていることしかできない無力な自分に嫌気が差した。そして力を望んだ。そこで偶然か必然か、すぐ傍にあった「造花」と呼ばれていた家財の一つでもあった遺産に見初められ、契約し力を得た。
　奪われた遺産を全て取り返し、自分たちから奪った全ての人間に同様の屈辱を味わわせることを復讐とし、どんな困難な出来事があろうともそれを完遂することを誓約とした。顔面に残る大きな火傷跡もその一端である。

　とはいえ当時は12歳で、共に生き残った弟もまだ幼かったため、いくら財閥長子としての立場や資産があろうと正式な手続きを踏んで世界を飛び回ることは難しく、密航し国を渡り歩くような状況であり、とてもじゃないが世界各地に散らばってしまった遺産を集めるなんてできなかった。
　それでも彼が旅を強行したのは、その絶望に立ち向かい続けることを強要されていたからであるのだが、これに対して自覚はない。

ギルド　クラブ・ドルフィーナ

　ある日、アトランティカとニトロが移送に使用した船に乗り込んだことで、彼らと邂逅する。彼らはギルドとしての仕事をしているところであったというのに、兄弟を拾い、仲間に引き入れた。
　それ以来彼らと行動を共にすることで、遺産に関する情報を集める余裕も生まれ、本格的に兄弟の復讐が始まった。

怪盗・レクティトゥード

　一人称：俺　　二人称：アンタ/名前呼び捨て

　彼らの盗みのモットーは「正々堂々」。対象に襲撃の恐怖を与え、遺産に縋った場合には模倣品を握らせ屈辱を与え、そして一番最後に殺す。盗みに入る前に予告を出すのもその一端である。
　そもそも彼にとって物理的な壁など無きに等しく、彼に盗めぬ物など何もない。
　盗みに入る建物の情報や構造を事前に収集する弟の技術も含め、彼ら兄弟は最強最悪の怪盗の1人として名を馳せている。
が、実際問題公安にとっても手を出しにくいような相手ばかりがターゲットなので、彼らが咎められるのは盗みという行為のみである。

履歴

ギャロップ

馬が疾走する様を示す言葉

トリカブト

騎士道、栄光、復讐、厭世家、人間嫌い

セッション履歴