当時5歳だったころ、潜在的オーヴァードとしてFHに連れ去られ実験を受ける。死なない程度であったものの心に深いトラウマを植え付けるには十分なものだった。
　彼自身の自傷の衝動はここからきており、身体には暴走時に自ら付けた傷が実験の傷と共に生々しく残っている。

　当時10歳だったころ、UGNに保護され一般家庭であるダズルガーデン家に引き取られる。そこで彼は初めて親という存在を知り、家族の暖かさを知った。彼が今も他者の日常を守ることを考えるのはこのダズルガーデン家での日々が幸せでかけがえのない想い出だからだ。

　当時13歳であったころ、”デュラハン”によって家族を惨殺され、自身も首を斬られる。が、オーヴァードとして目覚めリザレクトが発動し、死なずに済んだ。が、彼にとってダズルガーデン家の人間が惨殺されたことは自分が死ぬことよりも悲しく、苦しいことだった。
この事件の後、UGNイギリス支部にチルドレンとして配属され、訓練を受けることになる。

　争いごとを好まず、穏やかな青年。しかし、”デュラハン”が関わっていることに限り執着心、復讐心を顕にし、手が付けられない場合がある。これはUGN内部で報告されており、問題行動ありと判断されていることも多い。

　彼の目的は自分の幸せを奪ったFH、並びに”デュラハン”への復讐だ。そのため、暗殺術に特化した攻撃方法を用いている。