UGNチルドレン経由のエージェント。普段はタクシードライバーと2足の草鞋を履いている。
現実的な思考で冷めた性格。無気力な表情と態度がデフォルト。
基本面倒くさがりだが、意外に責任感が強く、人への世話好きなところも見られる。UGN後輩には「ヒヨっ子」呼ばわりと日頃厳しめの指導をするが、自分のことも「おじさん」呼ばわりしてコミュニケーションをとったり、訓練後に食事に誘ったりと、なにかと面倒を見ようとする。

趣味は隠れ家な飲食店めぐりや発掘。たまに表稼業をサボって山奥の店などに出没している。食事が好きで、甘いのも辛いのもいけるクチ。1人呑みもスイーツカフェ単騎特攻も激辛チャレンジもなんなくこなせるおじさん。
もちろん腹囲に反比例して痩せる財布を太らせるため、そして普通に健康のため、任務に運転にと日々いそしんでいる。
なお自身は料理下手であり、もっぱらの食べる専門。

アルフレッド博士と関係する両親の元へ産まれつき、レネゲイドウィルス製剤の「実験マウス」として扱われていた。虐待かつネグレクトを受けていたところを、UGN関係の孤児院へと保護されている。その際に一度、身体が実験負荷に耐えきれず死亡しており、それがオーヴァードへの覚醒へとつながった模様。元の名前は自己意思にて捨て去っており、孤児院経営大元である"栄山神社"の神主から勧められた姓名を登録している。

実験マウス期は檻を脱走して、隣の檻のマウス餌はもちろん。練り歯磨き、床板の欠片、羽虫など、手当り次第に見つけたものを口にして餓死を防ごうとしていた。その時の心身負荷により味覚がにぶっている。
刻まれた空腹と渇き、そして孤独の記憶が衝動へと繋がっている。趣味の飲食店巡りはそれをカバーし、人心を思い出して衝動を和らげる目的もある。食に繋がっている人々に感謝の念を抱いており、それが人類をレネゲイドから守ることへの使命感にもつながっている。

UGN古参のエージェント。普段はタクシードライバーと二足の草鞋を履いている。
現実的な思考で冷めた性格。無気力な表情と態度がデフォルト。
基本面倒くさがりだが、意外に責任感が強く、人への世話好きなところも見られる。UGN後進には「ヒヨっ子」呼ばわりと日頃厳しめの指導をするが、自分のことも「おじさん」呼ばわりしてコミュニケーションをとったり、訓練後に食事に誘ったりと、なにかと面倒を見ようとする。

趣味は隠れ家な飲食店めぐりや発掘。たまに表稼業をサボって山奥の店などに出没している。食事が好きで、甘いのも辛いのもいけるクチ。1人呑みもスイーツカフェ単騎特攻も激辛チャレンジもなんなくこなせるおじさん。
食に繋がっている人々に感謝の念を抱いており、それが人類をレネゲイドから守ることへの使命感にもつながっている。
もちろん腹囲に反比例して痩せる財布を太らせるため、そして普通に健康のため、任務に運転にと日々いそしんでいる。なお自身は料理下手だが、最近は同居人指導のもと、少しずつ練習している様子。

エージェントとして登録したのは日本支部だが、１つのシナリオを経た最近、朝日ヶ丘支部へと異動となった。
日本支部と比較して、調査メインの小規模支部での生活により、UGNエージェントとして無茶をする事は多少減ったようだ。
しかし、日本支部長の霧谷雄吾氏から「日本支部からの任務は【リヴァイアサン】を通してお伝えすることもお約束しましょう」「費用は全部経費で落とします」とフラグを建てられてしまっているため、現状としては結局三足の草鞋である。

出生名は自己意思にて捨て去っており、保護された孤児院の管理者である、"栄山神社"の神主から勧められた姓名を登録している。
元孤児のため学が無い、細かい字は苦手だから読みたくないと、自らうそぶいて言うほどには脳筋寄りの性質。
後進などの年下には上記のように接するが、役職や年齢が上なり、種の違う存在なりには反射的に警戒の構えを作りがち。
しかしながら、腹が減って喉が渇いたら身が持たないのは皆同じとも考えているため、首根っこをひょいとつかんだ人物を真顔で飲食店に拉致することも多いようだ。

右額の傷は、現在の同居人が巻き込まれたトラブルによって出来た。
どうやら【異界変異】という現象から生まれたらしいその傷は、レネゲイドの治癒力を以てしても塞がっていない。
また同じく【異界変異】現象にて、視界の焦点が昔より合いにくくなった。
エンハイ能力も関係して、昔から視野補正で眼鏡をかけていたため「まあ特に変わらん」と本人は呑気に考えている。

……【異界変異】の代償である【忘却】として、自分の過去についての要素を忘れ去っている。
厳密には『実の両親から受けていた虐待の詳細』と。
『本当の母親だと思う声がする夢』の２つである。

とはいえ、過去については『自分が受けていた虐待の記憶』が抜けているのみである。
「【死】をもって自分がオーヴァード覚醒した」という事実は、忘れていない。

更に、オーヴァード覚醒したきっかけは、秘密裏にレネゲイド研究をしていた、実の両親がもたらしたという記憶もある。
彼らが自分を捨てている事実と、愛情を注がれた記憶は元から皆無で、消えた感覚すらも一切ない事。
何より、自分自身が水面下に調べ続けていたらしい、ある“研究センター”の解体末路についての記録。
……顔も忘れ、何モノかもしっかりと覚えていない家族へ、警戒や敵愾心は向け続けている様子。

長らく、自分自身を認められていなかった。

「にいさんの手は、昔から変わらへんねえ」
共に在れるようになった彼女が、こちらの手を撫でて言う。
興味津々に頭上へかざして、手のひらと指の間からこちらを眺める。

されるがままに、そうか？と首を傾げて返す。
彼女と大切な者同士になる前から、出会う前から。様々なことがあった。
あの薄暗い部屋から始まって。
否定されたことを否定して、後悔されたぶん後悔して。
苦しめるものを苦しめた。

その何もかもが嫌になって、すべて切り捨てて隠しても。
いつまでも、同じような事を繰り返しているだけの手だ。

「そうやて。……人のこと一番に考えて、支えようって考えとるもの。優しい手や」
「暗い部屋によく逃げとったうちの事も、いつも見つけてくれた」

「光の溢れる、優しい手やね」

やさしい声と無邪気に笑う様子に、両目を閉じて。彼女の手を握り返した日の夜。

夢だと、悪夢だと言い切るには、既視感しかない記憶。
それでいて、何もかもを覚えていない内容。
脳内誤差をものともせず、レネゲイドが、ざわりと波打って。

「……！！」
そして、起き上がった部屋の中。
差し込んだ朝日のもとでも、はっきりと見える光が、手のひらから指先へと伝っていた。

「認めたのか。……今になって」
自分自身へ、呆れるように呟いた言葉。
気の抜けた笑みが浮かんだ部屋のドア向こうで、彼女が呼んでいる。

いつも通りに仕事へ赴いてから。
いつも通りに付き合っていたこの光を、解明しに行かねばならないだろう。

／Dロイス「ライトブリンガー」取得経緯の記録

カラーコード↓
#2b2b2b　黒
#727171　鈍色
#7f1414 ネクタイ
#7daed4　参考キャラより

『永遠の不在証明』/東京事変　『幽栖』/悒うつぼ
初任務の後：『婆心古狸』/悒うつぼ

明暗は英語で「Light and dark」
＋くよくよする、の「sick」にdarkを変える
＝ライトアンドシック
＝早口で読むと音の流れが「Lethargic(無気力)」に、似てる、気がする！

…名付けた当時の彼の厨二心が偲ばれるコードネームである。
過去の自分が過ごしてきた環境への自虐と、これからオーヴァードとして生き抜かなければならないことへの自棄が透けて見える。
現在の彼は、何だかんだ「俺のキャラには合ってんだろ、もう歳だし渋くいきてえもんだ」などと開き直っているが、霧谷氏などの上層部に呼ばれると、当時の苦労や不貞腐れていた心境とか厨二心()を思い出して、なんとも言えない面映ゆい気持ちになるようだ。

一つ一つはこぶし大サイズ、瞼と眼球がある文字通りの魔眼。
本人の身長を覆えるくらいの個数と質量があり、無数の波打つような闇の塊にも見える。

バランスボールサイズまでスライムのようにまとめられる。まとめるとバランスボール三つ分。
日常ではあまり外には表れておらず、本人の影に擬態している。大人しい寄りの挙動。
発現エフェクトがエンハイ寄りなのもあり、当人もあまり意識していなかった。

魔眼の虹彩の色は金目のほか、黒、灰、暗い緑など暗色ベース。
エンハイエフェクトを使うと光の当たり具合で青～水色の寒色系に見えたりする。
また、一個だけ紫の目の魔眼がいる。

『ああ、どうか。せめて次は、美味しいものを食べて。きっと元気がでますよ』

孤独と飢えに飲み込まれ、闇の中何も分からなくなった時、一瞬。白い光に包まれ、女性の声が聴こえたらしい。
孤児院職員はそれを「死の間際の白昼夢」と言い、UGN職員はそれを「レネゲイドによる症状」と判じた。
本人は「本物の母親の声」だと確信しているが、全く根拠が皆無であることも同時に確信していたため、決して口には出していなかった。
覚醒以降の彼の夢の中でも、同じ場所に同じ姿で。成長して歳を重ねるにつれ、回数は少なくなれども、彼に声をかけ続けていたらしい。

・勝手気ままな自創作。読まずともよきよきかな、ゆるふわ100%。
・フレーバー設定です。卓で出すかはその場の気分。
・ルルブの読み込み次第で、しれっと内容更新したり変更したりする可能性があります。

栄山(サカヤマ) → 北陸下方～北関東圏下部にわたる山脈、その端っこに、あるかもしれない山。
標高はそんなに高くないが、この山を玄関として延々と山脈を伝っていくと、白き山へとやがて辿り着く、らしい。
ひとたび山に分け入ると、山脈から流れ込む霊験あらたかな空気に満ちている。
周辺村落が都市化した現代ではそれほど盛んではないが、昔には麓に住まう人々の山岳信仰も見られた。

(※想定モデル的には白山連邦の端だけど現実的にはありえんフィクション山です。なんか地殻変動で消失しなかった世界線の山なんだなくらいに思ってください())

栄山(サカヤマ)神社 → 読んで文字通り、栄山中腹に建立されている小さな小さな神社。
たぶん白山信仰系列だが、現在は管理していた神職の血筋がいないため、信仰の詳細はふんわりとしている。
まあね、御山がみんなを見守って下さっているんだよ。なんせこんなに大きいんだから！いつもありがとうございます！
…というゆるふわ思考の婿養子神主が、バイトたちと共に管理している。

栄山(サカヤマ)孤児院 → 読んで文字通り、栄山神社敷地内にて管理されている孤児院。
栄山の神職たちがかつて共同生活していた大きめの和風家屋に、オーヴァードの孤児たちが生活している。
定員は10人、卒業年齢は20歳。UGN保護下にあるため、それぞれの本人希望にもよるが孤児の大半はチルドレンとして任務参加している。
孤児院での共同生活、学業と任務、山や麓町で遊び、栄山神社の日々の神事にバイトとして参加する日々の中で、孤児たちの心身とレネゲイドの統一、健やかな成長を目指す。
孤児たちは将来的にUGN入りしたり神社や孤児院で働いたりなどするが、関わったエージェントが里親として名乗り出たり、各支部や研究機関に住み込みさせてもらう事になったりと、卒業年齢を待たずに孤児院を去る子どもも多く、入れ替わりは激しい。

大咲(オオサキ)神宮 → 恋人である大咲毬乃(オオサキマリノ)の現在の戸籍元。
関西圏で名高い神職一族である大咲家が管理する。栄山家にとって分家筋にあたるがこちらの規模の方が大きい。
御神木の根から大地を巡る地龍が産まれたとして伝わっており、その龍神を咲の根(サキノネ)様と呼んで信仰している。
歴史を遡るとコノハナサクヤ信仰なので、多分もとは浅間神社系列。そこに地元の龍神信仰が混ざった感じ。知らんけど。
固く太めの角組紐で作られた御守りが定番品。絡み合う植物の根がイメージされており、万が一解けて拡がっても変わらず加護を巡らせ与えてくれるとしている。毬乃いわく、正規の神職になるとまずこれの作り方から叩き込まれるらしい。

澄採市(スミトリシ) → 栄山の住所。某県某市のフィクション土地。
現代社会において珍しい、山と植物に囲まれた静かな土地。悪く言えばそこそこに田舎。
市としての管理域が広いため隠匿性が高い。『地域振興を目的にした小規模企業』を表看板に、そこそこ大きめのUGN支部が置かれている。支部長が四人いることで有名(PC作成予定)
ほか住所のUGN支部と違って、企業目的のために地域連携課が置かれていることも特徴。栄山に何かあるとまずここへ連絡することとなる。

・勝手気ままな自創作。読まずともよきよきかな、ゆるふわ100%。
・フレーバー設定です。PC化は気分次第。
・ルルブの読み込み次第で、しれっと内容更新したり変更したりする可能性があります。


◆栄山 賀恭(さかやま　がく)
→栄山神社のゆるふわな現神主、もとい併設孤児院の孤児院長。鷹揚で能天気なドジっ子気質の男性。通称、がくとーさん。
神職になる以前は児童指導員だった。職場で担当していた孤児がシンドローム覚醒したことをきっかけに、オーヴァードの子どもへの養護教育を志す。
歴オタ趣味で和服が好き。生粋の天パが鬱陶しいらしく、常にヘアバンドやら手ぬぐいやらを頭へ巻いてまとめている。いつか禿げる。

PC化はしない想定。
これだけレネゲイドを保有した孤児に囲まれてシンドローム発症していないのは、まさに栄山からの加護と言える。
(あるいは、UGNもFHも把握していないカタチで、発症しているか。)

【兵東 禊】【碧海 虹色】にとっては育て親にあたる。
禊にとっては特に、長期間の虐待後の心身成長を見守り、健やかに育ててくれた尊敬すべき義理親。彼の娘である毬乃とも恋人関係になったために、更に頭が上がらなくなった。


◆栄山 洛虹(さかやま　らくこ)
→栄山 賀恭(さかやま　がく)神主の妻。禊のキャラシ設定時点で既に故人。
ワークス：UGNエージェント カヴァー：栄山神社巫女 シンドローム：オル/ハヌ
栄山神社の神主の血統であった女性。巫女職とUGNエージェントを兼任していた時に、児童養護施設でレネゲイドを発症したオーヴァードの子供がいる、と保護任務にあたる。当時その施設で勤務していた賀恭職員と出会い、後に歴ヲタと和風趣味で意気投合して結婚まで至る。
レネゲイドに侵蝕されきる最後まで人を助けて生きると決めた誇り高い人だが、同時にかなりの自由人気質だった。栄山孤児院ができてからは、子育てに集中するため夫と別居して毬乃と共に生活していた。しかし仕事の合間を縫って娘を連れてきては、夫の仕事の様子を見たり孤児と関わったりと、度々手伝いをしていた様子。がくとーさんの奥さんだから『らくかーさん』だ、と孤児たちから呼ばれていた。
ちなみに夫いわく、ストレートな緑の黒髪を持った、笑うと可愛い無表情美人だったとのこと。2代続く天パの夫と娘からは、亡くなった今でも髪質についてちょくちょく羨ましがられる。

過去シナリオや設定なんかがあればPC化予定。しかし考察すれば考察するほど、もしかしたら彼女はレネビだったのではないか疑惑が浮上してきている。


◆大咲 毬乃(おおさき　まりの)
栄山夫妻の一人娘。禊の８歳年下で、天パ童顔の元巫女。
朗らかな性格でおっとりと間延びした口調だが、信仰心があつくて真面目な気質。
幼い頃から神職になりたいと志しており、関西圏の大咲神宮へ預けられ、戸籍を変えてそこで正規の巫女となった。
最初はその夢と同じく、父親のように孤児オーヴァードの親代わりになりたいと考えていたようだが、真面目な気質が災いして孤児の一人と諍いを起こし、暴走させてしまう。幸い大事には至らなかったが、父親はPTSDで一時的に心神喪失した娘を療養させ、安全に育てるため戸籍変えに踏み切った様子。そのまま大咲家の巫女として、関西圏で一人暮らししていた。

別ルールTRPG「アンサングデュエット」より、兵東禊と恋人関係となった。
禊は、育て親である彼女の父親と彼女自身にだけは、本当の名前を呼ばれていいと考えている。