容姿・経歴・その他メモ

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「私のせいじゃないの！　影が、影が勝手に……！」

　一部を除けば全く普通の人生だった。美術が学年で一番出来る。頭部両端の寝ぐせはどう頑張っても直せない。隣の席に天使がいる……でも、私のあたりまえは、白の空間で全て崩れ去った。
　目が覚めたら全てが変わっていた。身体の中に、私じゃない物が眠っている気がする。影が視界の外で勝手に動いている気がする、何か大いなる存在に見張られているような気がする……予感はやがて、二十七本の触手を象り、無常な現実を叩きつけて来た

戦い方:自動触手が周囲にいる生物を一人残らず蹂躙し尽くす。なんてシンプル


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とある事件にて神の母体に選ばれた少女。覚醒当初は自分と異なる、強大な存在に身体を奪われるかもしれない恐怖により不安定になり、暴力的な神の意思に心が染められそうになるも、「自分の心を強く持つこと」の大切さを周囲に教えられ、「神にはならず人を貫き、今の日常を守る」決意を固める。エージェントになってからは力に目覚めた子を導く役割を率先して引き受けている。

ルーツはシュブ=ニグラス、体内に宿した千匹の触手は背中や足元から姿を現し、触れた者を安息へ導く優しさと触れた者を原初へと還す狂暴性を孕んでいる。浸食率が100を超えると触手は繭のように伊織を包み、おぞましい肉塊と化して周囲の生物へ見境なく襲い掛かる。伊織の意思で対象をコントロール出来ているが、もし彼女の意思が壊れてしまった場合の惨事は予想に難くない。

ロール指針はナイスネイチャのようなイマドキの子。四人兄弟がいることから家はそれほど裕福ではなく、長女の伊織が家事手伝いに駆り出されるため流行やお洒落のアンテナは低め。そんな家庭の事情や地母神を宿した相乗効果からか面倒見がよく、庇護欲が人より強め。

「やっほ、私は桂伊織。コードネームはWalpurgisnacht。カッコイイでしょ、オカルトに詳しい友達がつけてくれたんだ」
「あーごめん、弟達の世話しないとだから。私がいないとすぐ寂しがっちゃってさ～」
「もうそんなに能力を使いこなせてるの！？　最近の子、すご……」
「怖がらないで。力の一つや二つで、君の全てが変わったわけじゃない。こんなに触手を出してても、私が人でいられているようにさ」
「私のままじゃあいつに勝てない、今だけはあなたに身体をあげる。だから……お願い」

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