暗殺組織“コンフラタニティ”の子。幼少のころから裏社会に馴染み、父や母から暗殺の技術を教えられてきた。
コンフラタニティでは、シニングと呼ばれるものが書きだした人物のみを暗殺の対象としていた。
組織の目的が何であったのか、シニングがどのようなものだったのかは不明。
暗殺という手段や秘密主義に不信感は抱いていたものの、愛されている自覚はあったため、家族仲はすこぶる悪いわけではなかった。

その後は成長と共に前述の不信感が重なり、組織に身を置き続ける家族とは距離を置いていた。ついでに生まれた時から定められていた後ろ暗い家業にも嫌気が差しており、将来は組織を抜けて困っている人に手を差し伸べるような職に就きたいと思っていた。
同時期に｜染柳 夜鷹《そめやぎ よだか》と出会い、ブラザーフッド的な友情を育む。彼との何気ない会話の中で「誠実で正義を求めるところが好ましい」といったような評価を受け、次第にコンフラタニティに対する反発も強めていった。

組織を抜ける決心もつかないまましばらく経った頃、突如としてコンフラタニティが壊滅に追いやられると同時に、シニングも奪われる事件が発生した。組織に所属する者は例外なく殺され、家族もまた見せしめのように殺害された。
｜朝霧《あさぎ》自身も重傷を負い死に瀕するが、意識を失う直前に裏社会と関りなどないはずの｜染柳《そめやぎ》の姿を目にする。その時、｜染柳《そめやぎ》の裏切りと自身のうかつさに気付き、組織や家族への償いを力に覚醒した。

現在は上記の経験から、誰も信用することなくどの組織にも属さずに、資産家としての顔を作り上げながら｜染柳《そめやぎ》と失われたシニングの情報を求めている。その中で神城グループの反会長派と争いになり、結果的に神城早月を救ったことで彼女と知り合う。
経緯ゆえに神城は｜朝霧《あさぎ》の本業を知っているが、彼女の立場を鑑みてグループに出資する資産家という立場で会うことが多い。｜朝霧《あさぎ》の稼業が表沙汰になれば大きなスキャンダルとなるが、それでも情報の交換を行うのは、それぞれにとってレネゲイドもしくは裏社会の情報を手に入れる大きな伝手であるからだと、｜朝霧《あさぎ》自身は認識している。

覚醒のきっかけは自分の愚かさで失われた命への償いの思いだが、現在の行動原理は｜染柳《そめやぎ》個人と裏切り行為への復讐にある。目的のためにはかつて疎んでいた暗殺を行うことに躊躇いはなく、特に裏切りに対する憎悪は激しい。

決闘者の剣
コンフラタニティに所属していた時から使用している刀。大脇差程度の大きさ。
組織から授けられたものだが、由来は知らない。｜朝霧《あさぎ》はカタナとだけ呼んでいる。

エターナルエンブレイス
神城グループのレネゲイド研究を行う極秘セクションが開発したものを融通してもらった。
神城で使用されているものとはデザインが異なる。

《炎の刃》lv.4→lv.7
《エネルギーマイスター》lv.2→lv.7
〈マクスウェルプログラム〉取得
　｜染柳《そめやぎ》に「幸運を操作できないのは宝の持ち腐れ」と煽られたため、なら俺のやり方で操作してやると勇んで手に入れてきた。
「固定ロイスを神城 早月から二ツ月 潤に変更」
　ただの情報源だったが、彼女のこれまでを知って心の端にずっと引っかかってる存在。染柳被害者の会。誰も信用しないし誰にも興味を持ちたくない朝霧にしては、建前じゃない本音を伝えた方。

《結合粉砕》lv.1→lv.4
《ワイルドファイア》取得
〈怨念の呪石〉取得
　｜潤《うるい》に頼んで調達した。毎度｜染柳《そめやぎ》を前にして暴走するので、その憎悪も力にしてやるという意気込み。