容姿・経歴・その他メモ

「あなた達の恐怖も疑心も分かります。──だからこそ私が生まれたのです」

無名都市に存在するUGNの機密文書・魔導書を収めた施設、バビロン大図書館。
UGN最上位のオカルティストたちが集まり日々文献の調査・解読に勤しんでいる場所であり、私が生まれた場所です。
かの図書館に住まう者たちはオーヴァードの、邪神因子の恐ろしさを文字通り身に染みて知っています。
それ故に少しでも邪神に対抗するため彼らの知識を探し求め様々な文献を解析し……たまにこんな噂話も流れます。

「かつての神話もその原型は邪神であった可能性が高い」
「それならば、太古の書物も昔の人々が邪神について記したものなのでは──？」

勿論、真実その通りである魔導書も存在しますが……"そうではない"けれど彼らが"そうだ"と思ってしまった物もあるのです。
天文学、占星術……星にまつわる書物からオカルティストたちは邪神を連想せずにはいられなかった。
それらの噂話と、周囲の真なる魔導書と、邪神因子が合わさり……私が誕生しました。


設定：
その後は霧谷雄吾に拾われ、依り代となった書物から名前を捩り星乃巡としてUGN日本支部にて教育を受ける。
独立型レネゲイドビーイングであり、その行動原理は「魔導書・術式の蒐集」と「人間の観察」。
魔導書ならぬ書物である自身が真なる魔導書を越える事に己の存在理由を見出しており、自身を生み出したUGNにもその興味は向いている。
謎の神話生物として殺されてもおかしくなかった最初期を拾ってくれた霧谷やバビロン職員には恩義も感じているのでどの場所で魔術を極めるかと問われればUGNを選ぶ程度には人から生まれたビーイングとして人らしい感情を持つ。
そしてレネゲイドビーイング、星乃巡が生まれて十年。これまでの活動の功績や京香らの事件によるUGNの人員の大幅減少により彼女はD市の支部長を任せられるに至った。
京香の件から彼女を危険視する声も上がっているもののただでさえ人員に余裕がないUGN、その中でも魔導書や術式の知識を持つ巡を排除する選択肢は存在しなかった……

D市支部は個人経営の本屋に存在しており、店長として常駐している。
基本的に物腰穏やかな「本屋のお姉さん」風に暮らしている。
常に魔女帽子を被り微笑を浮かべるその姿にはファンが多いとかなんとか。
「ほら、私って出で立ちからして"そう"でしょう？　なら形から入ってそう噂されることにも意味があるのかなって」
魔導書を密かに仕入れた時は妖しい笑いをしているけど気にしてはいけないぞ！


能力ルーツ：セラエノ大図書館

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