UGN支部長であり、資産家「エイプリル家」の長男
年齢の割に落ち着いており、家柄を鼻にかけるようなことはしない。
支部長という肩書はあるが、能力的には前線で戦う方が向いているため、自身の代わりに運営・指揮を任せられるような人材を育成しようと奔走している。

自身の血液から生成した弾丸による射撃と小型浮遊砲のコンビネーション。
武装は取り回しの良さを優先しているため火力そのものは高くないが、その真価は対多数の戦闘において発揮される。
アランが操るのは自身の血液だけではない―――対象が流した血液を利用することで、本来彼1人では出し得ない威力の飽和攻撃により対象を制圧する。

たまたま空席になったところに、他の適任者がいないため間に合わせで据えられたようなものである。
アラン自身も自分はふさわしくないと思ってはいるが、日本支部の支部長であり妹の後見人でもある霧谷雄吾からの頼みであったため、渋々その役目を請け負うことに。
―――マスタークラスのFHエージェント等を捉えたりセルの制圧を成し遂げるといった華々しい成果は特にない。
ただ、比較的小規模な事件であっても実直に対応し、被害を最小限に抑えてきたその働きは確かに評価されている。

アランの実家『エイプリル家』は、レネゲイドやオーヴァードの存在を知る財界の重鎮であり、UGNへ資金援助も行っていた。
しかし、長女の「アーシア・エイプリル」に関わる違法な研究を主導していたことが発覚し、穏健派による摘発を受け現在はUGNにて身柄を拘束されている。
アーシアは摘発の際に保護され、それ以来UGNエージェントとして活動している。
とある事情によりアランから交流することは少ないが、彼女がついた任務の報告が届くたび、無事に帰ってこれているか心配している。