容姿・経歴・その他メモ

　黒いコートとハットを身に着けた少年。過去、どこかの研究施設で実験体となっていた。ただ、本人が記憶を失っているため、その詳細については不明。


　見た目こそ少年らしさがあるものの、年齢以上に達観しているようなところがあり、同時に何かを諦めたような雰囲気も併せ持つ。

普段はジャームを探し、殺すために街を徘徊しているらしく、よく血まみれになっている。本人曰く、本能的な行動であるためか、うまく自制できないとのこと・・・

明るく振舞うことが苦手ではあるものの、倫理観や思考そのものは普通であり、人並みの感性も有している。



　・・・過去に受けた実験の影響により「古代種」の力を有するオーヴァードとして覚醒しており、それによって肉体の年齢が完全に止まっている。

また、それによって体内の血が青く変色しているらしく、通常のオーヴァードには発現し得ない能力も持つ。

ただ・・・五感の一部を代償として失っているようで、特に「味覚」が完全に駄目になっているとのこと。

そのため、食事がうまく取れず、多くの場合は輸血液による補充でエネルギーを補給している。



　この身に流れる血の意味を己はまだ知らない。

ただ、漠然とジャームを殺さなくてはならないという使命感に突き動かされている。

この殺戮の果てに、その血の意味を知れる日はいずれ訪れるのだろうか。


「・・・お気に入りのコートだったのに・・・また洗わないと駄目か・・・」

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