過去

　
　　　　　　　　　　　　　　　　　「……俺は、兵器なんだ……化け物なんだよ……」

その実、兵器【殺戮剣・ネーラオン】の使い手となるべくレネゲイドの変異実験を受け続けた実験体。
親はおらず、物心着く前から兵器としての人体調整を受けていた。その副作用として、身体の発育が悪く、寿命も短くなってしまっており、大人になることはできないのではないかと言われている。
無事に未来予知の能力にレネゲイドが変異し、適格者となったところで、悪逆非道な実験に唐突に幕が下りた。プロジェクト：アダムカドモンが凍結したからだ。
そうして彼に訪れたのはFHだけでなく、同じUGNエージェントからも化け物と呼ばれる生活。どこにも居場所はなく、何のために生まれたのか、何のために生きるのかわからない。嫌気がさして、逃げ出したり、暴走して人を殺めたり、自殺しようとしていた。今でも一人で誰も伴わず先行してことを為そうとするのは、また暴走したら目に映るものすべて殺戮してしまうと恐れているからである。
そんな彼だったが、姫宮百合香に拾われて養われ、玉野椿に教導されたことで人間性を取り戻し、今の自分がある。

自分の時間が短いことはわかっている。だから、下を向いて、立ち止まって、振り返って、ふてくされている暇はないのだ。
今の彼の目標は、同じ境遇の仲間を必ず助けること、殺してしまった分よりもたくさん誰かを救うこと、そして何より、一瞬一瞬に喜び、怒り、悲しみ、楽しむことである。

　　　　「いつかは、化け物って呼ばれるんじゃなくてさ、み～んな見返してやって、『ヒーロー』って呼ばれたいじゃん？」

殺戮剣・ネーラオン

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「標的、補足。殺戮、を、開始、します」　

　彼の体内の大部分を占有する殺戮兵器。ジャーム化しないための装備という表向きで、実際はただの人物兵器を作り出すために開発されていた。この装備を組み込むために相当なものを捨てており、今でも一銘の体を蝕んでいる。
　この兵器は未来予知の能力を持つオーヴァードにしか適合せず、その力を搭載されたAI【ティシポネー】が最適化し、使用者の肉体を限界まで酷使し、認識できないレベルまで加速した斬撃を放つ。
　普段は一銘の意識とAI【ティシポネー】は分離しておりそれぞれが別の思考をしているが、侵食率が100％を超えると双方の意識が融合し、効率的に標的を殲滅する冷静沈着な性格に早変わりする。とはいえ、もともとの一銘の意識もそのまま残っているため、手あたり次第殺戮しないようになんとか制御できている。……一銘がジャームなっていない間だけ、だが。

　　　　　　　　　　　　　　　　　「…こんな力でも、使いこなす。すぐに終わらせる」

PLメモ

基本的に強がりの生意気なガキRPで行くつもりです。子供扱いされてジタバタしながら怒りたい。ですが余裕があれば、純粋なとことか儚げなとことかもRPできたらいいなぁと思ってます。
あと、Dロイスで取ってないのに戦闘用人格みたいな設定持ってきてすみません！
関係のあるPC2が「お姉ちゃん」「六丁流」「不死者」ということで、「ショタ」「六刀流」「短命」と対応させてみました。ショタに恨みでもあんのかっていうキャラ設定になってしまい、そもそもショタRPとか全然したことないので不安はありますが、頑張っていこうと思います。
対戦よろしくお願いします！