臆病で博愛主義なUGNチルドレン。よく女子と間違えられ男から告白される。
生まれつきのオーヴァードであったことを疎まれて3歳の時にUGNの施設に送られ、そのまま幼少期をチルドレンとして過ごす。
が、能力自体は高いものの、優しすぎて敵を殺せず、実戦になると役に立たなくなるという問題を抱えていた。
昼行灯と言われても何も言い返せず、ただ一人で泣きながら自主練習をし続けていたが、とあるUGNの研究者が、ある時彼を数時間拉致した。
それが宵待卓である。
宵待はオーヴァードから後発的にレネゲイドビーイングを生み出すという研究をしており、彼はその実験に無理やり協力させられた。
訓練の合間に2、3時間拘束され、投薬や手術を受けさせられる。脅されて契約書にサインしてしまったためにその実験は内情を秘匿されたまま認められ、どうすることもできなかった。
実験の結果は、成功とも失敗とも呼べないものだった。
確かに協力型のレネゲイドビーイングらしきものは出来上がった。
が、戦闘時には自我が出てくるものの、レネゲイドビーイング特有の能力を有しておらず、それでも自身のことをレネゲイドであると認識しているという中途半端な存在が出来上がってしまったのだ。
実験の結果に落胆した卓は彼を放置。だが、それが彼にとっての救いとなる。
戦闘時に実験の産物——彼が『スノウ』と名付けた——が出てくることによって、ようやく実戦で日の目を見るようになってきたのだ。
問題があるとすれば。スノウが自身を『アイドル』と名乗り、戦闘時にはイージーエフェクトによって服をアイドル風の衣装に見せかけつつ、自身に向けてフラッシュを焚きながら戦うというトンデモ戦法で戦うことぐらい——ぐらい？　である。
そんなこんなで彼はチルドレンとして優秀な成績を残しながら、今日も今日とて平穏のために戦うのだ。

性格：優しい、臆病
得意なこと：歌、絵を描くこと
苦手なこと：戦うこと、血を見ること、料理
誕生日：1月1日（なんとなく覚えている）
誕生花：福寿草（幸せを招く、永久の幸福、悲しき思い出）、スノードロップ（希望、慰め）
誕生石：サンストーン（愛の祝福、正しい行い、幸福な日々）、ガーネット（愛の実り、生産、優しい心）
誕生色：純白（純粋、優雅、シンプル、心の美しい最高の女性）
優しさの塊な16歳。
戦闘時にはスノウという人格に代わってもらう。
スノウとは記憶を共有しているしスノウに代わっている時に意識もあるため、基本的に戦闘が終わると恥ずか死している。
料理を作ろうとすると爆発物ができる。

「やっほー！　みんなのアイドルスノウちゃん、参上よっ♪」
実験によって生まれたレネビっぽい何か。力と記憶を共有している。性自認は女とのこと。
自身のことを『生まれついてのアイドル』と称し、戦闘の際は彼女が表に出てきて天使の外套で女装し、スポットライトをバカバカ焚いて敵相手にライブを行う。
敵を『観客』や『ファン』、味方を『バンドメンバー』と呼ぶのだが、ファンに送るのはウインクではなく光線である。どうしてこうなった。