アレウスは元々普通の子供であった。
しかし、小さい頃にレネゲイド災害に巻き込まれ家族を含めて全てを失った。当時はRDERTなんてものは無く、派遣された部隊は暴走するレネゲイドを鎮圧するのが精一杯という状況であったため、偶然遺産と適合して助かったアレウスと、地元を離れていた叔母以外の家族は皆死に絶えた。否、殺されたのだった。暴走したレネゲイドは、非オーヴァードを蝕む性質を持っていた。その為、当時鎮圧に参加した部隊のメンバーによって処分されざるを得なかったのである。

そんな経緯もあり、目の前で家族を殺したジェイムズ・ファランを「家族の仇」として憎んでいる。その影響で彼の所属するストライクハウンドの事も快く思っていない。

唯一の肉親は叔母くらいだが、その叔母もちゃんと知り合う前に寄生型レネゲイドビーイングの宿主となってしまった為、何とも言えない複雑な気持ちになっている。なお、今使っている苗字は仮のもので、権力闘争に利用されない為に自身の教官であった日本人の苗字を使っている。

日本人では無いが、教官が刀使いの日本人であったため戦闘スタイルもそれに倣っている。なので教官から居合をベースにした次元切断剣を伝授されている。

実を言うと、エレウシスの秘儀事件そのものには関わっていない。その代わり、「エレウシスの秘儀」事件に続く「ディアニューシアの極光」「パナテイアの聖宴」に関する事件（メタ的に言うとシナリオに付属するCPフックのシナリオ）の対処に当たっている。「エレウシスの秘儀」事件の当事者にヨハネ班イリーガルが居た為、報告と伝聞の形で「エレウシスの秘儀」事件の真相を知っている。