プラチナブロンドのロングヘアに碧い瞳が特徴の女性で父方の祖父を日本人とする日米クォーターのアメリカ人。愛称はフェリス。自分の能力に自信があるが過剰ではなく冷静に分析できるタイプでややクールで強気な性格。ビジネスライクな人付き合いを好んでおり、自身の心の内をなかなか他者に見せないがチーム外の人間とはそれなりに良好な関係の模様。

元は神城グループの総合商社における海外渉外担当。若くから海外を飛び回り色々なモノを買い付けるバイヤーとして活躍をしていたがFH統治後の社内の急激な変化に馴染めず独立してフリーランスとなり現在の鴎ヶ星市に店舗兼住居を構えて友人と一緒にジュエリーショップの経営に走る。

独立後、順調に稼いでいたがとある宝石オークションにて出品者側がその価値に気づかず出品された《賢者の石》に惹かれて財産のほとんどを叩いて落札（友人には死ぬほど怒られた）現在は相棒たる友人と2人暮らしをしながら会社員時代の人脈を活かしつつ、会社の柵に囚われない自由なビジネスとプライベートの両方を楽しんでいる。

「人は自己の責任の下に限りなく自由であるべき」と考えておりチームには鴎ヶ丘市におけるFH統治による移植を拒否する非オーヴァードへの締め付けの厳しさ、ビジネスのやりづらさに不満を抱いており自らの利益のためにと創設段階から参加。リーダーなどという立場ではないが古株のメンバーとして色々とサポートをしたりと面倒を見てる。

趣味はウィンドウショッピングと温泉旅行。家事能力は壊滅的だが自分の食べたいものを好きなだけ食べるための料理はする。ジャンクフードが大好き。

両親は共にアメリカ国籍だが父方の祖父を日本人に持つ上流家系の家庭に生まれ両親の仕事の都合から幼い頃からアメリカ・日本と行き来をしながら両方の国で育ってきた。高校時代はアメリカの学校に入学しエリート層として育つが最高学年時にFHのクーデターが勃発、自身もレネゲイドへの適性検査を受けて高い適性を示したため移植を受ける。当時はより優れた者が社会を統治するという世界を当然と思って受け入れていた。

大学進学か就職かで悩んでいたがレネゲイドへの高い適性が他の人には無い武器になると考え就職へ。18歳にして神城グループ系列の総合商社の渉外部門へと入社を叶えキャリアウーマンとしての道を歩み始める。社内の健康診断と称して様々な検査・調整にも参加し、オーヴァードへと覚醒。社内でも貴重な人材として活躍をして認められていった。

入社して数年後、FHが統治する世界が徐々に落ち着きを見せ始めると同時に急激に様相を変えていく会社の方針・雰囲気に馴染むことができずこれ以上ついていけないと判断して同僚と共に独立してフリーランスに転身。その折に『プラネットフロンティア・プロジェクト』に目をつけそこにチャンスを求めて居を構える事を決意して友人と共に移住。

鴎ヶ丘市を拠点に活動を始めた矢先、参加した宝石オークションにて『不幸を呼ぶ石』として出品されていた宝石にどことなく惹かれて財産の大半を使って落札。手にした瞬間に体内へと取り込まれてそれまでに無い力を発揮。後にそれが《賢者の石》の亜種である《銀なる石》だと知って「これも一つの巡り合わせでしょ」と考えその力を利用してこれまで以上に仕事に励んでいった。

その甲斐もあってか初期段階は上手く行ったものの、FHによる自分と同じように移住をしてきた市民がレネゲイド移植を拒否するというだけでの弾圧や締め付け、それに伴うビジネスのやりづらさなどを徐々に実感して行った。そんなある時行きつけのコーヒーショップにてFHに反抗を企てるグループを結成するという話を聞きつけてそれに参加。他の組織と連携する際のチームの営業窓口のようなポジションとして活動をしている。

攻撃能力は一切持たない防御特化の能力。手持ちの軽量シールドに自身のレネゲイドを纏わせて硬化させると同時に、ぶつかった能力を"喰らう"事で軽減するカバーリングを得意としており、それとは別に高純度のレネゲイドの塊を展開して相手の攻撃にぶつけて相殺する切り札を持っている。

どちらの場合も能力展開時に明るい陽射しのような輝きを放つ事から希望の輝き(シトリン)というCNを付けられた。

Gold / EGOIST