容姿・経歴・その他メモ

髪：黒
瞳：灰
肌：白

履歴

爽やか系ニート、そしてUGNエージェントである。
移動要塞兼支部である鋼鉄の牡牛・タウロスの契約者でもあるが、本人にその自覚はあまりない。彼にとってタウロスは、戦闘時にいないと困るからカードにして連れてるだけのペット………という感覚である。

性格は穏やかにして気分屋。優秀だがサボり癖もあるため、支部メンバーからは「もったいない奴」とか「ある意味バランス取れてる人」などと言われている。もちろん本人はそれを知らない。

政治家の父と母の間に生まれながらも、桜士郎がその道に進むことはなかった。
父は非常なまでの完璧主義者であり、母は父の思想に傾倒するだけの人間だった。
そんな家庭の中で、桜士郎はTCGに明け暮れたせいで高校受験の失敗したという、たった一度の過ちだけで両親から見放された。

捨てられた桜士郎は、多くの土地をさまよい続け、そして富士の樹海に辿り着いた。
そこで出会ったのが、遠い宇宙から足を滑らせて富士の樹海へと舞い落ちてしまった牡牛座の使徒、鋼鉄の牡牛・タウロスだった。
墜落の衝撃により多大な損傷を負ったタウロスは、偶然にも現れた桜士郎を“いつか訪れる宇宙規模の災厄を防ぐため、己とともに戦う契約者”と誤認した。
そしてまた、桜士郎も意味不明な流れに頷くだけ頷いてしまったのだ。

契約を果たした桜士郎はタウロスの力によってオーヴァードに覚醒した。
桜士郎と契約したことでタウロスの損傷も補修されていき、移動が可能になった頃、二人は富士の樹海から出てみることにした。
タウロスが街に現れ人々は騒然とするが、偶然にも現場に居合わせた“暴食の道化”久川城太がそれを沈静化させ、そして二人を保護することにした。

それからはとにかく時が流れるのが早かった。
UGNで様々な真実を聞き、そして久川からUGNエージェントにならないかと勧誘され、それを桜士郎は了承した。
霧谷の血迷った判断により、タウロスは支部となり二人はその支部を受け持つこととなった。
富士の樹海近辺のレネゲイド関連事件や浮浪者の保護を中心に、日々任務とキャンプに明け暮れ………現在に至る。


余談だが、UGNに入った当初は日本支部で仕事をしていた。
そんなある日、桜士郎はある女性と接触した………そう、ローザ・バスカヴィルだ。
もともとTCGに明け暮れていた桜士郎は、彼女から発せられるTCGプレイヤーの匂いを嗅ぎつけ、すぐさまデュエルを申し込んだ。
桜士郎は発売当初からプレイしていたTCG「真実と虚構のXX」でのデュエルを挑み、そして……ローザに負けた。
彼女もまた「真実と虚構のXX」を発売当初からプレイしており、そして桜士郎よりも格上のデュエリストだったのだ。
初めてTCGで敗北した桜士郎は、彼女に半ば心酔してしまっている。もしかしたら恋心すら抱いているかもしれない。
しかし、ローザがその気持ちに答えることはおそらく無いだろう………。

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