容姿・経歴・その他メモ

『名前はありません。好きに呼んでください』
『全部無かった事になる。なら、何も知らない方がマシだ……』


UGNチルドレンの一人。胸元に幾つものドッグタグを携えている。
自身の名前は『特にないから好きに呼べばいい』と言っている。

過去に教練の末に兄がジャーム化し、仲間のチルドレンも作戦の末に全滅。ただ一人生き残った。
ゆえに自分自身を含む世界の全てを憎んでいるものの、かつての仲間が身を挺して守ろうとした世界を否定する事は出来ないまま今に至る。

UGNの改革派と繋がりがあるものの、本人はUGNの行く末がどうなろうが興味はない。
改革派の手先とされる”ローザ・バスカヴィル”と繋がっているのも『穏健派からおだてられながら過ごすより、改革派から現実を突きつけられた方が気が楽だ』と思ったから賛同しているに過ぎない。


シンドロームはモルフェウスのピュアブリード。
ただし、作り出される刃はかつての同僚が作っていたモノを模しているだけに過ぎない。
その身に刻んだ刺青も、身に着けた全ても、ただ単に　共に過ごしたモノが生きていた証を示すためにある。


逆説的に言えば”彼自身”を示す物は何もない。
名前もなく……いや、名を受けるより前に消えていったものの為に名を捨てて
その身は想い出を表すための”夢中劇　-Sleepwalking- "に他ならない。

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