容姿・経歴・その他メモ

アホウドリのキュマイラ。中途半端な鳥人間。身長およそ2m、首から下は羽毛に覆われている。獣化をコントロールする術を身に着けておらず、常に不安定であり、完全に人間の姿に戻ることが無い。
刺々しい雰囲気の女性。ジャームを裏で排除することで平和を保とうとするUGNの理念を公然と「偽善」と批判する。しかしUGNからの指令に対しては忠実であり、発言とは裏腹にジャームに対しては人一倍苛烈。一見すると他責的・他罰的にも見えるが…。
アホウドリは本来非常に長距離を飛行する鳥ではあるが、飛び立つためには助走を必要とする。だが彼女は鈍重すぎるために充分な速度を出すことが出来ず、本物の鳥のように飛翔することは出来ない。
戦闘スタイルは巨体を活かした白兵戦。EXレネゲイド化した二丁の斧を得物とする。一見すると荒々しいが、実際には非常に機械的・正確・冷酷な攻撃を得意とする。

【経歴】
幼少期、片親であった母の急死に立ち会った際に、双子の姉と共にオーヴァードに覚醒。しかし能力をコントロール出来ない彼女の外見はあまりにも怪物的になってしまった。そのために、ノイマンに目覚めた姉の采配によって、外界から隔離・庇護されて生活することになる。世間の目から守るためという名目の元、自分は怪物として、姉は人間として。
しかし数年の後、ある日突然姉がUGNエージェントに殺害される。姉はそれより何年も以前から既にジャーム化していたのである。
怪物である筈の自分が人間として保護され、あべこべに姉が怪物として排除される。そのような現実を突然受け入れられる筈も無かったが、行く当ても無い彼女はUGNに保護される以外無く、チルドレンになる。

それ以来また数年経った現在の彼女は、ジャームの危険性、隠蔽と排除の必要性を正しく認識している。ノイマンとしての知能が、現実から目を逸らすことを彼女に許さなかったのである。

姉は何故死んだのか。自分は何故今生きているのか。それは「怪物であること」を自分が姉に押し付けたからだ…と今の彼女は解釈している。何故ならば、姉は子供の身で自分を保護するために能力を酷使し、ジャーム化したのだから。
彼女にとって、人であることは罪である。故に罪からの解放を欲して戦いに身を投じる。しかし同時に、人を捨ててしまうことも姉の犠牲を無意味にする罪である。故に人間に踏み止まり続ける。罪に対して罰として自身へと与えられるものは、逃れ得ない罪そのものしか無いのだった。

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