容姿・経歴・その他メモ

――投げるコインの裏表、そんな風にくっきりと判別がつけばどんなにいいだろうか。

「結局、バケモンみたいな力を手に入れ、裏の世界に足を踏み入れても、表の生活にしがみ付いて生きている。
　半端で、未練がましいと笑われたって可笑しかねぇが……ここには大事なものが詰まってんだ。」

「この場所を、街を――お前らみたいなバケモノから守れるんだったらどれだけ笑われようとかまいやしねぇ。」

――弾かれたコインは男の手の上に収まる。空気中の塵がその周囲の電荷に触れて、火花を散らせる。

「お前にはちょいと贅沢だが、駄賃だ。取っときな。」

――寸刻、奔る閃光はジャームの胸を貫いた。

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人称：俺、お前、呼び捨て

自身の体躯に電荷をかけることで電磁力により投射物(コイン)を手から放つ。
どこぞのレールガンさんと同じ感じ。

UGNとは協力関係にあり、形式上UGNエージェントとして登録もされている。

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犬蓼 花は過去、二人の覚醒に関わる事件で、依頼人として知り合っている。

事件の真相は、無自覚にレネゲイドウィルスの力を使っていた花本人によるものだった。
当時はまだ非オーヴァードだった伊原は暴走している花を止めるために現場へ飛び込むが、
本格的に覚醒した彼女の攻撃を受け、命を失いかけてしまう。
――それが、伊原が覚醒するきっかけだった。

レネゲイドの力によって花を抑えることは出来たが、その事件は彼女の心に深く傷を残してしまう。
UGNは花が一般社会に復帰できるように記憶処理を施すが、事件の記憶のほとんどは消え、
その後の様子を見に行った伊原と再会しても、記憶に深く結びついている彼とは「初めまして」の挨拶をすることになる。

伊原は助手として花を迎え入れ、オーヴァードのバディとして活動することとなった。

――今度こそ、自分の信念を通し、彼女を護るために。そして、共に歩むために――。

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