義両親に引き取られた先の家の隣に住んでいた。
両親の死によってふさぎ込んでいた自分を腫れもの扱いするでも、憐れむでもなく普通に接して
なんだったら「悲劇のヒロインぶってんの」とか「辛気臭い顔」とか辛辣なこと言われてほしい。
彼の飾らない性格に救われ、暗く生きても楽しくないと元気を取り戻した。
小学校２年生からの付き合いで別のクラスだったとしても、家が隣ということで帰宅も一緒だしよく遊んでいた。
週末にはお互いの家どちらかに泊まり、遅くまで遊んでる。
ゲームとか勉強でも勝てなかったらいいなぁ。　負けず嫌いだからバネにして頑張ってる。

両親が事故死をしている。
その時の記憶や以前のことも霧がかかったように霞んで思い出すのが難しいが、それでも愛された記憶は確かにあり大切に思っている。
それからは父方の妹、叔母に引き取られて暮らしている。
幼少期には、レネゲイドに感染されていた為この頃にはUGNの日本支部で訓練を受けていた。
義両親はオーヴァードで、夾矢の理解者である。
ゆくゆくは彼らと同じ支部に所属する予定だったが、スカウトしてきた事務所が支部だった為現在そこに所属している。

※夾矢の知らない事や忘れた記憶
両親が元々、UGNの研究者でありオーヴァード。
仕事が終わるのを研究所の一室で待っていたのが飽きて歩き回ったときに出会ったオーヴァードのシンドロームと相性が良かったのか共鳴、作用し覚醒。
素養があっていたので遅かれ早かれとは思っていたが、考えるよりも早い覚醒に戸惑いを隠せなかった。
それからは日本支部預かりでレネゲイドのコントロールする訓練を受け、付属の幼稚園へ通っていた。
両親の死については、実験失敗による事故と言われているが真実は不明。
霧谷雄吾に隠されているようだ。　もしかしたら、裏切り者に殺されたかもしれないし襲撃されたのかもしれない。[---]