Z(ゼル)（以降 Z と記載）、??歳。AB型。
クローンであることを知っても地に墜ちなかったものの一人。

一人称

俺、私

覚醒

いつ覚醒したかわからない。それもそうだ。彼は生まれたその時からオーヴァードだったのだ。イーターズ計画の一環として生を受け、FHチルドレンの養成所にてその他チルドレンと共に厳しい訓練を受ける。
その後ミッション内にて自分と瓜二つの姿を目撃し、自分の出生の真実を知ることになる。

イーターズ計画で、FHエージェントのクローンとして生まれ、優秀な、もしくは殺しを厭わないFHエージェントに仕上げるために、FHチルドレン養成所にて、訓練を受ける。

そこから1年の育成期間を経て、FHエージェントもとい、造花の怪物(子供)たち(イーターズ・チルドレン)として活動を開始。

命令のままに人を殺し、植物を燃やし、鉱物を穿ち、生きとし生けるもの、全ての命を絶ってきた。

いつしか殺しを続ける行為に疑問を持ち始め、ゼノスに極秘裏に接触した。

プランナーである都築 京香(つづき きょうか)に必要な情報を渡すため、彼らの出自と計画がまとめられた計画書をFHから強奪することを計画する。

だが、UGNエージェントである牧野 幸一と第4世代戦闘モデルイーターズ・チルドレンの反逆により、Zが動くより前に研究員とほとんどの記録を抹消・編集済として閲覧すらできなくなったため計画は失敗に終わる。

その後は都築の計らいにより、UGNチルドレン養成所に引き取られることになった。

が、活動自体が嫌になり、UGNを離れることにした。

FHが極秘裏に行った計画。無作為にFHかUGNのエージェント or チルドレン、それ以外のオーヴァードを無作為に抽出し、捕獲や部位を奪って、抽出したその細胞とFHが極秘裏に所持していたレネゲイドウィルスを掛け合わせた細胞と、スーパーベイビー法を用いた方法でオーヴァードとして強制的に覚醒させた状態で生物兵器を比較的簡単に生成する計画。

彼らは、外部に遺伝子情報を渡さないために生命活動にリミッターが設けられている。

戦闘モデルは人間の約3倍で成長・教育ができる分、実戦やその他の部類で活動する時間は長くても10年と極端に狭められている。

諜報モデルは通常の人間の2倍の速度で成長・教育ができ、活動年数も長く、最長で20年程活動できる。

それ以外にも命令違反を起こした際に処分するために体内にナノマシンが埋め込まれており、不必要と感じれば体内のナノマシンが爆発させることもできる。
さらにナノマシンの効果で痛み・怒りなどといったあらゆる感覚が抑制されている。

第６世代まで生成した後に、1人のUGNエージェントと3名の第4世代のイーターズチルドレンと共に研究員や研究関係者、計画書などを抹消したため、記録を知っているものは数名を除いて存在しない。

彼(Z)はその第0世代の優勢遺伝子を継ぎ、その中でも苛烈である、戦闘モデルのプロトタイプ、
ナノマシンの入っていない異例の個体として生成された。

もう活動限界を超えているので、死に場所を探してさまよっている