容姿・経歴・その他メモ

【Nハンドアウト(PC③)】

ロイス:ゴジラ
推奨感情:執着/脅威
カヴァー/ワークス:ストレンジャーズ/傭兵※
　キミは防衛隊内部にある対オーヴァード部隊、ストレンジャーズの一員だ。ある日キミは、鎌倉沖に出現した謎の飛行物体への対処のためにスクランブルを命じられる。該当の空域に到着したキミはそこで、翼竜型ジャーム「ラドン」の群れと、鎌倉に上陸しようとしている巨大ジャーム「ゴジラ」の姿を目撃する。キミは日本の国防を担う者として、UGNと協力しつつ、現れたジャームから国民の生命と財産を守るために行動することとなる。
※GMが認めれば、ワークスによって指定される能力値を任意に変更しても良い。

基本情報

・年齢：33歳
・性別：男性
・所属：防衛隊対オーヴァード部隊「ストレンジャーズ」、階級は2尉。
・1人称/2人称/3人称：「僕」/「君」/「彼（ら）」

出自

日本人の父、東欧系アメリカ人の母を持つ。
とはいえ、背が平均より高く、目鼻立ちがちょっとはっきりしていて、髪や目の色が心なしか薄いという程度で、言わなければ見た目からは大して分からない。
坂城は父の姓。クローニンは母の父（つまり祖父）の名前をミドルネームとして取った。
Liamは英語で「動揺しない守護者」という意味があるとか。

来歴

生まれ育ちはアメリカのカリフォルニア州。
父親が経営していた会社が倒産したことによって、経済的に苦しい青春時代を過ごす。
ハイスクール卒業後は、名門陸軍士官学校に入学。専攻は生物学、医学。卒業後は士官として陸軍に入隊する。
20代前半で派遣された紛争地帯にて、ゲリラ部隊に襲撃されて窮地に陥った際、覚醒。オーヴァードとなる。
その後日本を訪れた際に、日本国籍を取得して帰化することを決意。
帰化してからは、アメリカで従軍していた時の経験を活かし、防衛隊「ストレンジャーズ」に所属。日々困難な任務に挑戦して成果を挙げ続けている。

性格

人当たりが柔らかく、快活な印象を与える人物。笑い上戸で、笑いのツボが5㎜ぐらいの浅さ。
悪く言えばちょっと子どもっぽい。ただ単純にノリがアメリカ人というところはある。
そのせいで陽気で優しいお兄さん風に見られるけど、実のところは合理性至上主義で、必要だと判断すれば冷酷な手段も厭わない人間でもある。悪い人ではないかもしれないが、間違いなく善人ではない。

「ストレンジャーズ」として

急進的な思想で有名なストレンジャーズに属しながらも、その思想に染まりきることはなくどこか中立的な立場を取り続けている。それどころか、ストレンジャーズが組織として掲げる理想に染まり切った頭の硬い同僚たちを若干軽蔑しているきらいがある。
「そういうのだけでやっていける時代は終わったんだよ。敵はレネゲイドそのものだけじゃないんだ。……使えるものはお互いに上手く使っていかなきゃね」と言いつつ、有用と判断すれば他組織と協働することも厭わない。
そのスタンスを煙たがられてか、UGNを敵対視する黒崎剛道をはじめとした「ストレンジャーズ」内ではやや孤立気味である。

Dロイス【秘密兵器】で取得している武器について　

日本刀のような形状の武器。刀身の長さは1mほどで、刃渡りで分類すれば大太刀と呼ばれるほどの長大なものである。
腰に刺していると邪魔なので、普段は鞘に結び付けた紐で襷掛けにして背中で背負っている。
刀のレネゲイドと璃安夢のレネゲイドが共振し、ブレードを通して大気を瞬間的に強く振動させることで、爆発的な威力を持つ斬撃を生み出す。
日本国内では類似した性能を持つ武器が鋳造された例が公的な報告としては見られず、由来は不明瞭。
本人は「僕もよく知らないんだよねえ、『上』から支給されたものだし。しっかり使えてるから大丈夫でしょう」と肩をすくめている。
坂城のコードネーム『イムフル（Imḫullu）』は、彼が使用するこの武器の名称から取られている。
イムフルという呼称の出典はメソポタミア・バビロニアの神話。メソポタミアの守護神マルドゥクが邪神ティアマトを倒す時に使用したとされる、病気などの災害を引き起こす強烈な悪風から来ている。

実際は「テンペスト」の研究部門にて開発された、坂城専用の特殊な武器である。「7つの悪風」と呼称される開発研究プロジェクトの下で開発された、米軍の研究開発部門の粋を集めた最新型の兵器である。坂城が持つ「イムフル」の他に6つ同シリーズの剣が存在しているが坂城自身は他のシリーズを誰が所持しているかなどの詳しい情報は持っていない。坂城自身もそれに興味はない。
当然日本に「イムフル」の類似品が存在するはずもなく（能力者自身が独自に生み出したものを除いて）、研究の情報が出回っているわけでもない。坂城が「テンペスト」出の人間であることを知らない「ストレンジャーズ」の人間はそれを疑問視していることもあるが、本人はのらりくらりと躱し続けている。



来歴
父はIT系の会社に勤めるシステムエンジニアで、幼少期は比較的裕福な生活を送っていた。
が、璃安夢がミドルスクールに上がった頃、事業の大失敗によって父が務める会社が倒産。一転して生活が困窮する。そこに追い打ちをかけるような世界的不況。母も戦後に渡米した移民の家系で、さして実家が太いというわけでもない。進路に迷うも、優れた身体能力と学業成績、リーダーシップを見込まれ、士官学校への進学を進められる。高い倍率を勝ち抜いてエリートと名高い陸軍士官学校へ進学。生物学・医学を専攻し、理学士号を取得して卒業。アメリカ陸軍に士官として入隊する

入隊しばらくして、紛争鎮圧のために派遣された中東でゲリラ部隊による襲撃を受ける。奇襲によって大勢の仲間が殺され、自身も生死の境をさまようも、オーヴァードとして覚醒したために無事生還。それ以降は、統合参謀本部にてオーヴァード兵士としての専門的な訓練を受け、アメリカ国内外で発生する大小様々なレネゲイド事件への解決を担ってきた。

20代。
日本人である父の影響で日本語が話せること、日本文化・社会への理解があることを理由に、「テンペスト」への配属が決定される。それを機に来日。「テンペスト」の一員として、日本国内の「治安維持」等の任務にあたる。
9年前の“震夜”事件の際も、在日米軍から派遣された部隊の1人として事態鎮圧のために活躍。若年ながらも巧みな交渉術でテンペスト側と防衛隊の間を円滑に取り持ち、その業績は高く評価された。
テンペストとしては防衛隊内部に入り込んで、密に連絡を取ることができる人材が欲しかった。
防衛隊上層部としても、万が一防衛隊だけでは対処できないようなレネゲイド災害が発生した場合に、駐日米軍側に応援を要請できるようなパイプが必要だという議論が組織内である。その上、近年のUGNの混乱やそれに伴う国内の治安悪化を見れば、なりふり構っていられる状況ではなくなりつつあった。
そのような経緯から、防衛隊上層部とテンペストは契約を結び、坂城を防衛隊対レネゲイド部隊「ストレンジャーズ」へと配属させる。応援派遣のような感じ？なので、本人としても組織としても、本来の所属は「テンペスト」という認識がある。
その事実については、防衛隊内部でも、テンペスト内部でもごく一握りの人間しか知らない。
要するに、若干二重スパイのような状況である。
（日本国籍がなきゃ防衛隊には入れないんじゃね？っていう突っ込みもありそうなので、表向きには帰化したとして偽造パスポートなどを持っていたりします。そこは軍と政府上層の力で、ね。）


レネゲイドとの関わり
父がホワイトカラーの職を追われて以来悪化した家族関係から逃げるように、ミドルスクールに上がってからはストリートギャングに属するような素行の悪い生徒と遊び歩くようになっていた。ギャングの縄張りであったダウンタウンでは今となってはそれと分かるレネゲイドがらみの犯罪も横行していた。「レネゲイドウイルス」という具体的な名称で特定できていないながらに、ギャングの間では人間をおかしくさせたり、化け物に変えることができる化学・生物兵器のようなものが存在しているという事は認識されていた。レネゲイド関連の闇ビジネスやFHによる事件に巻き込まれて消息不明になったり、物言わぬ死体になって帰ってきた友人もいた。そこからレネゲイドへの憎しみの感情、そして尽きせぬ興味を抱くようになった。それが士官学校での専攻分野にも影響を与えている。

ただ、オーヴァードとして覚醒して戦乱を生き残ったという事は、憎んでいたレネゲイドに命を救われてしまったという事でもあり、そこに関しては複雑な気持ちを抱いている。
そういうバックグラウンドを持っているので、「ストレンジャーズ」の掲げる理想に理解は示す。しかし、世界の8割の人間が既に感染しており、誰もがオーヴァード・ジャーム化の可能性を抱えている中で、レネゲイドの強硬な完全排除は全く現実的ではないと考えている。そのため一方的にレネゲイドを弾圧・排除し続けるだけの「ストレンジャーズ」の行動方針にはやや否定的。レネゲイドと共存しながらも、その市民への被害を徹底して減らしていく、そのために関係各所と組織の壁を超えて緊密に連携を図っていくことこそが大事でしょ、という気持ち。自分にそこまでの権力も無いし、責任を負う気概も無いから、まあ今は『上』の命令に従ってればいっか、というところ。

数多の戦場をくぐり抜けて来たからわかる。沢山の人をレネゲイドのせいで亡くしたから。沢山の人をレネゲイドの力で救ってきたから思う。結局のところUGNは弱腰すぎる。今のUGNの力では、「この世からレネゲイドのせいで不幸せになる人をなくす」という自分の理想は叶わない。だからUGNの存在を知った後も、UGNに所属することは選ばなかった。より国家と近しく、レネゲイドの脅威に対して有効かつ大規模な対抗手段を組織的に持ちうる軍属としての道を選んだ。
本当に組織を、世界を変えたいのなら、もっと手段は選んでいられないんじゃない？というのが個人的な感想。勝てば官軍思想が強い。成功すればそれは正義。その過程が多少非道なものであろうと。
利用できるものは利用する。相手が利用してくれても構わない。常に最善の選択肢を選ぶ。名誉も地位も重んずるべきところではない。そんなものに矜持など不要。それで世界が少しでも変わるなら。少しでも多くの人を救う事ができるのであれば。

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