容姿・経歴・その他メモ

レネゲイドビーイングに覚醒したエーデルワイスに寄生されている少女。
協力型であり、少女とレネゲイドビーイングの意識が共存している。普段は少女の意識を主として行動しているが、戦闘時や少女の意識が途切れるような緊急時にはレネゲイドビーイングが身体の主導権を得る。髪飾りのように見えるエーデルワイスの花がレネゲイドビーイングの本体。純白 雪希という名は少女の本名。雪希本人はレネゲイドビーイングのことを「ニア」と呼んで可愛がっており、大切な友達だと認識している。

【レネゲイドビーイング(ニア)】
二十年前の事件よりも前から存在はしていたが、ハッキリとした自我は持ち合わせていなかった。事件を境にレネゲイドビーイングとして本格的に覚醒を果たす。性別はないが男性的な言動をとる。一人称は「私」。
しっかり者であり、少し抜けている雪希の面倒をよく見ている。自身の宿主の為当然のことだと本人は言っているが、そうでなくとも知り合いに対してはなにかと世話を焼きたがる性分らしい。
普通の人間たちからは「何年経っても枯れない花」として珍しがられ、様々な人間の間で受け渡されてきた。その過程でとあるUGNイリーガルの少女に出会う。「ニア」という名前は彼女からもらった。天真爛漫で活発な少女と共に過ごす日々は心地よく楽しいものだったが、ある日任務に行ったきり会えなくなってしまう。少女の帰りをずっと待っていたが、少女の両親らしき人間二人が彼女の私物を整理しはじめたのを見て悟った、少女は人間ではなくなってしまったのだと。そうして、再び様々な人間の手を渡っていくことになり、約二年前、現在の宿主である「純白 雪希」の元にたどり着いた。そのころには傍らにバラのような模様がある石が存在していた。

【純白 雪希】
天真爛漫ですこし天然な言動が目立つ少女。生まれつき虚弱体質であり、学園に入学する前は家で寝たきりの生活を送っていた。部屋にひとりきりで過ごす日々が多かったため、学園では友達を100人作ることを目標としている。行動力が凄まじく、やってみたいと思ったことには全力疾走してしまう。
現在こうして元気に活動できているのは、レネゲイドビーイングの宿主となったため。レネゲイドビーイングの根が身体中に張り巡らされており、その根を通してレネゲイドビーイングが雪希の身体を支えている。
彼が雪希の元にやってきたのは学園入学よりも約二年ほど前、両親から珍しいものとしてプレゼントされた。最初は枯れない花なんてすごいなぁと思って眺めていたらその花から男性のような声が聞こえてきてたいそう驚いた。だが、両親や医者以外の誰かと話すことが少なかった雪希にしてみれば貴重な話し相手であったため、すんなり受け入れた。彼と一年ほど共に過ごし交流を深めていたが、体調が悪化してしまい生死の境をさまようことになった。このまま死んでしまうのかとあきらめていたその時、ニアからある提案を持ちかけられる。それは ニアの宿主になるというもの。レネゲイドウイルスの塊であるニアの力を利用して、雪希の身体を支えることができればもう少しだけ生きながらえるのではないか、という。レネゲイドウイルスというのがなんなのか理解はできなかったが、唯一の友達であるニアが自分を助けようと考えてくれたのだからとその提案を受け入れた。その結果。噓のように回復し、人並みの生活を送れるようになった。

命を救うためだったとはいえ、自分の宿主になったことでオーヴァードないしレネゲイドビーイング関連の厄介ごとに今後巻き込まれるのではないかとニアは心配しているが、当の雪希は夢にまでみた外での生活を送れるようになるのがうれしくてあまり気にしていない。とはいえ、ニアがわかる範囲でUGNやFH、レネゲイドビーイングのことは教わっており、もし戦いに巻き込まれた時はニアが代わりに身体を動かすことになっている(その間雪希の意識もちゃんとはっきりしている)

いつの間にかニアのそばにあった石は遺産「祈りの造花」と呼ばれるもの。もともとはニアのかつての友人であった少女が契約者として持っていたが、戦いの中で上昇した侵蝕が元に戻らず死亡、取り込まれたのち次なる契約者としてニアが選ばれてしまった。雪希に寄生するまでまともに戦闘することもなかったため、ニアも雪希もこの石がなんなのかよくわかっていない。ただ、レネゲイドビーイングであるニアはこの石がただの石ではないことは気づいている。

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