容姿・経歴・その他メモ

オリジナルワークス

ワークス：心を極めし守護者

オリジナルワークス、UGNエージェントCの〈情報：UGN〉を〈情報：噂話〉に変えたもの。

貴方は、自身の力を扱う為に、多くの指導を受け、多大なる努力をしてきた。
かの力に精通した者たちによる指導は、以外にも現代のレネゲイドの力を使う為の訓練でも十分通用する物が多かったとか。

力に目覚めた者達

かつての日本には不可思議かつ強大な力を持った道具、所謂『神器』が幾つかあり、それらに神としての名を与えられ、信仰の対象にされていた。

これらの『神器』の管理を行う人が、家系としてある程度定まってきた時、その『神器』を管理している者達の中に、普通の人間ではあり得ないような力に目覚める者が時々現れるようになったのだ。
夢の中でお告げがあった、野盗に襲われ死んだと思ったら生き返っており力にも目覚めていた、家族を助けたいと強く願ったら目覚めた等、理由は数あれどこれらの力は総じて『神器』と同系統の力を有しており、力に目覚めた後の彼らもまた、信仰の対象にもされていた。

このとき、万物は木・火・土・金・水の五行からなるとする考えがあり、阿部家を始めとしたこのような力に精通した者達によって、知識及び力を扱う技術が、やがて江戸時代には広く受け継がれていくようになった。

江戸時代の日本

江戸時代となり、大きな争いもなく、平和な時を過ごす日本。
だが、妖怪や物の怪の類のような、不可解な現象の被害に合う人達が次第に見受けられるようになった。

それらの殆どは戦国の世が明けた後、戦乱の裏で行われていた物の怪や妖力を扱う者達、行き場を失った彼らによって起こされた事件であり、彼らを裏で支配していると思わしき人物もいる事が判明しているが、それ以上の事は分かっていない。

多くの妖力、法力の使い手達が集い、日本を万遍なく防衛網が覆い、その被害から人々を、それぞれの地域を守る為に作られた。
いつしかそれは、「夜明けの守護者達」と呼ばれるようになっていった。

この防衛網江戸幕府とは別系統の組織である。
それでいて、幕府崩壊の危機を何度か食い止めた経歴もある。

幕府はこれらの今までの奉行所や侍達では解決出来ない怪事件が頻発している事や、その事件を現在食い止めているこの組織の持つ力を重く見ており、幕府は独自に諸国陰陽師を支配下に置こうと画策した。
やがて17世紀末に幕府は全国の陰陽道の支配権を確立した。
それによって、幕府は独自に江戸、大阪を始めとした主要都市の奉行所に特殊事件を専門とした部署を設けたり、地方に占い師等の名目で潜入及び怪事件の監視を行わせてたりと、着実に妖怪や物の怪の類の対抗策を取り入れたのだ。
この組織には後に「江戸怪異対策所」という名前が付けられる事になる。

この「夜明けの守護者達」と「江戸怪異対策所」はお互いの事を黙認しており、協力体制を取るかどうかは現場任せ、先ずは国民とこの平和な時代を守る事に専念しようというのがお互いの総意であった。

履歴

青森、大洞神社の巫女の一人。
大洞神社では冬の力を振るう『神器』が置かれており、彼女は生まれた時からその加護を受けているのか、吹雪を扱う力を持っている。

13歳の時、街で特に仲の良かった友達と遊んでいた時、その事件は起こった。
妖魔の襲撃を受けたのだ、彼女は友を助ける為に力を振るうも、その力は彼女の予想をはるかに超えて、結果的に助けるべき友も巻き込んでしまう結果となった。

他の大洞神社の者達による尽力のお陰で友は何とか一命を取り留めたものの、この出来事は彼女にとって一生の悔いとして残るものであった。
大切な友達を自身の力の使い方を知らなかったばっかりに失いかけたからだ。

しかし友は、吹雪で殺しかけた彼女を怖がる事も恨む事もなく、病人でありながらもただ彼女を励まし続けたのだ。

力の使い方を極めたい、もっと強くなりたいと大洞神社の神主達に伝えた時、丁度、彼らには日本を守る為の防衛網、その一員になってくれないかという旨の文書が届いていた。
そこに乗せて貰い、陰陽師達の協力のもとしばらく訓練を行う事となる。
その後は妖魔討伐隊に入る、後に「夜明けの守護者達」として活動するきっかけにもなった。

友とは、大洞神社の主として、皆を守れるまでに強くなって必ず返ってくると約束した。

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