容姿・経歴・その他メモ

オネエ言葉で話す、FHに協力する傭兵（性自認は男性）。

オーヴァードに覚醒する前は伝統と格式と血筋を重んじる古い名家で生まれ育つも、家の古いしきたりや価値観に日々窮屈さと疎外感を感じていた。
母親だけは自分の唯一の理解者だったが、高校2年生の時に母と出掛けた旅行で大事故に遭い母は死亡し、自身も瀕死の重傷を負った。

朦朧とする意識の中、いつの間にか目の前にあった蛇の巻き付いた杯に触れる。次に意識を取り戻した時には杯は何処かへと消え、傷は完全に塞がりオーヴァードへと覚醒していた。
その後は母のいない家に最早未練は無く、半ば失踪するように家を出た。

それ以来自分をオーヴァードにした謎の杯を探し求めて各地を転々とし、その杯が“遺産”と呼ばれるレネゲイドの産物である事までは突き止めたものの、個人の力では出来る事に限界があると悟り、10年前からはFHと協力するようになった。
それ以降はFHの仕事の依頼を受けつつ、FHを通じて遺産の情報を入手している。
自分をオーヴァードにした遺産のみならず、あらゆる遺産の情報を集めてレネゲイドの真実を知る事、ひいては自分がオーヴァードになった意味を見出だす事が今の目的である。

個人的に気に入った相手には優しくする事もあり、弱い者いじめは趣味ではないが、他方で価値を認めないものに対しては冷淡であり、目的の障害となるものは力ずくで排除してきた。
自身を悪のオーヴァードと認識した上で、下らない常識やルールを踏みにじる事こそが悪の特権だと豪語し、自らを「強く賢く華麗に咲く誇り高き悪の華」と称する自信家である。

一方で正義を貫く事の痛みを知ってそれでもなお誰かの為に戦える、“本物の”正義の味方に対する憧憬が心の奥底にはあり、いつか自分を討ち果たす者が現れるならば、そういった者に倒されたいという屈折した感情を持ち合わせている。

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