容姿・経歴・その他メモ

彼女は生まれた時からオーヴァードに覚醒しており、あらゆるものを触れずに破壊することができた。
モノの急所を発見しそれを的確に外部から壊す能力、分身し各個体を別々に動かす能力、砂によって場を制する能力、どれもが強力かつ希少であり、彼女の能力の特殊性、多様性がみられる。
親はUGNの要職に就いており、オーヴァードへの理解はあったものの、そのあまりに危険な力のために外出を禁じられ、監禁同然の生活を送っていた。その間UGNチルドレンのように教育や訓練を受けており、成績は紅月一族の家系らしく抜群だったが、ただその能力を制御することが非常に難しいものだったために、時間によって彼女自身が実力をつけるまで、最早他人が手を出す方法は何もなかった。
オーヴァードの中でも特異な力をもつ彼女が、その力を操れるようになった時には、既に他人とは埋められない環境の差、心の壁が生まれていた。その頃には監禁も解かれていたが、人と話す経験が少なく、常に生活のすべてを屋内で送ってきた彼女は進んで外出しようとしなかった。
現在はUGN幹部となり家系を継いだ姉の、今までとは逆に積極的に外での経験をするべきだという方針により、高校生として一般社会に潜伏しつつUGNの協力者として活動する、その家系からは離れたUGN所属の" 普通のオーヴァード "としての生活を送っている。

彼女は家系に特に誇りを持っているわけでもなければ監禁されていたことを恨んでいるわけでもない。外で生活するようになってからは改善されたが、当初は気が触れているというべきほどに他人との精神状態の差が生まれていた。長い屋内生活で引きこもりが板についていた彼女だが、最近のUGNエージェントとしての生活は目ざましい経験ばかりで、楽しめているようだ。

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