実はFHによって、兵器として生み出された人工生命体であり、ホムンクルスに近い存在。
FHのとある支部ではウロボロスについての研究が進められており、特にウロボロスの力を持ったレネゲイドビーイングを人工的に生み出す研究が盛んであった。

"紅晶の闇影"（ファントム・ルージュ）...それが彼女の真名であり、兵器としての名でもあった。

しかし、"プランナー"の離脱・ゼノスの暗躍により、FHもまた混乱状態となり、研究所もまた閉鎖の危機となってしまう。
更にその隙を狙らい、誘拐されてきた被験者達の脱走事件が起き、UGNにその研究所の存在がばれることになる。

研究所はUGNの一斉摘発が行なわれ、研究員達は確保されるものの、研究成果や計画などの書類は本部に送付した後で残されてはいなかった。
"紅晶の闇影"のように生み出された者達を含めた生存者はごくわずかであり、全員UGNに保護されることになる。

オーヴァードアカデミアへ行く者、UGNへの御返しとしてUGNに所属する者....かつての被験者達はそれぞれの道を歩み始める。

兵器として生み出されたレネゲイドビーングもまた例外ではなく、UGNへ協力することを選ぶ。

ーーーそれは生み出されし生命が"兵器"ではなく、"人間"としての生き方を選んだ瞬間でもあった。