容姿・経歴・その他メモ

「大地の叫びを聞いた」
「傷つけられた大地の代理人として、この地を護る事を誓おう」

東欧地域出身のUGNチルドレン。獣と血を操る異能を持つがキュマイラでもブラム＝ストーカーでもない。
威風堂々とした荘重な口調で語り、その行動は質実剛健そのもの。
だが、グレイプニル、およびシャルヴの関係者に対しては強い敵意を露にする。

エリツァの故郷は小さな村落であった。
牧歌的な光景が広がり、古い基督教的な価値観に従って粛々と日々の生活を送る、そんな村だ。
ある日その村に一匹の獣が現れた。
野を駆け、山に潜むどんな獣にも似ていないその獣は、その身に似合わぬ程の数多くの”鎖”を纏っていた。
獣の正体はグレイプニル・シンドロームに侵されたシャルヴの構成員であった。

獣が大地に鎖を打ち込むと、瞬く間に世界が歪み、村落は周辺地域ごと”改変”させられた。
父母が怪物となり、友人が倒壊する建屋に潰される中、少女は”大地の叫び”を聞いた。
それはこの地球が発した、外宇宙の災禍に対する”悲鳴”であった。

”叫び”を聞いた時、少女は覚醒した。

その後駆け付けたUGNによって少女は保護されたが、未だ故郷は”改変”の帳に包まれたままである。
故郷を襲った獣を討ち、故郷を取り戻す事が彼女の願いだ。

エリツァの能力について解析したUGNは、これが地球が持つ免疫機能のようなものだと結論付けた。
外宇宙からの敵に対して、地球自身が大地に眠った伝承的な怪物の力を彼女に授けたのだと。
その理屈の通りに、戦闘時の彼女は故郷にて吸血鬼と恐れられた狼男の姿に変容する。

……だが、その力の根源を遡ればさらに古い由縁が存在する。
彼女が真の力を発揮する時、神さびた大地の信仰が目を覚ますだろう。

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