“紫電一爪”九重 萌葉
プレイヤー:しゃちほこ
- 年齢
- 24
- 性別
- 女
- 星座
- 乙女座
- 身長
- 161
- 体重
- 72
- 血液型
- B型
- ワークス
- UGN支部長D
- カヴァー
- UGN支部長
- ブリード
- クロスブリード
- シンドローム
- ブラックドッグ
- キュマイラ
- HP最大値
- 31
- 常備化ポイント
- 12
- 財産ポイント
- 6
- 行動値
- 3
- 戦闘移動
- 8
- 全力移動
- 16
経験点
- 消費
- +19
- 未使用
- 0
ライフパス
| 出自 | 自身を虐待していた母 | |
|---|---|---|
| 疎まれた子 | ||
| 経験 | 元同僚のFHエージェント | |
| 敵対組織 | ||
| 邂逅 | 似た境遇だった少年 | |
| 任意 | ||
| 覚醒 | 侵蝕値 | FHの投薬実験により覚醒 |
| 感染 | 14 | |
| 衝動 | 侵蝕値 | 相手を自身に取り込もうとする捕食本能 |
| 飢餓 | 14 | |
| その他の修正 | 4 | ハードワイヤード |
| 侵蝕率基本値 | 32 | |
能力値
| 肉体 | 5 | 感覚 | 1 | 精神 | 1 | 社会 | 2 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| シンドローム | 2+3 | シンドローム | 1+0 | シンドローム | 1+0 | シンドローム | 0+1 |
| ワークス | ワークス | ワークス | ワークス | 1 | |||
| 成長 | 成長 | 成長 | 成長 | ||||
| その他修正 | その他修正 | その他修正 | その他修正 | ||||
| 白兵 | 4 | 射撃 | RC | 交渉 | 1 | ||
| 回避 | 知覚 | 意志 | 4 | 調達 | 4 | ||
| 情報:UGN | 2 | ||||||
| 情報:裏社会 | 2 |
ロイス
| 関係 | 名前 | 感情(Posi/Nega) | 属性 | 状態 | |||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 親戚 | 九重 裕子 | 純愛 | / | 無関心 | 自身を虐げて来た母親 | ||
| 元同僚 | 春日 恭二 | 感服 | / | 脅威 | FHエージェント時代の先輩 | ||
| トラウマ | 少年 | 執着 | / | 悔悟 | 守れなかった名も知らぬ少年 | ||
| ― | |||||||
| ― | |||||||
| ― | |||||||
| ― | |||||||
エフェクト
| 種別 | 名称 | LV | タイミング | 技能 | 難易度 | 対象 | 射程 | 侵蝕値 | 制限 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| リザレクト | 1 | オートアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | 効果参照 | ― | |
| (Lv)D点HP回復、侵蝕値上昇 | |||||||||
| ワーディング | 1 | オートアクション | ― | 自動成功 | シーン | 視界 | 0 | ― | |
| 非オーヴァードをエキストラ化 | |||||||||
| ハードワイヤード | 1 | 常時 | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | ― | ― | |
| ハードワイヤード専用武器をLv個獲得、基本侵食値+4 | |||||||||
| 軍神の守り | 1 | オートアクション | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | 2 | ― | |
| カバーリング | |||||||||
| フルパワーアタック | 3 | セットアッププロセス | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | 4 | 80% | |
| 行動値0 白兵攻撃力+[Lv×5] | |||||||||
| コンセントレイト:ブラックドック | 3 | メジャーアクション | シンドローム | ― | ― | ― | 2 | ― | |
| C値-Lv(下限7) | |||||||||
| アームズリンク | 3 | メジャーアクション | 〈白兵〉〈射撃〉 | 対決 | 単体 | 武器 | 2 | ― | |
| ダイス+Lv | |||||||||
| バリアクラッカー | 1 | メジャーアクション | 〈白兵〉〈射撃〉 | 対決 | ― | 武器 | 4 | 80% | |
| 装甲無視、ガード値無視 | |||||||||
| 体型維持 | 1 | 常時 | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | ― | ― | |
| 体型を維持する。 | |||||||||
| 猫の瞳 | 1 | 常時 | ― | 自動成功 | 自身 | 至近 | ― | ― | |
| 暗視 | |||||||||
| タッピング&オンエア | 1 | メジャーアクション | ― | 自動成功 | 効果参照 | 視界 | 1 | ― | |
| 電波の送受信 | |||||||||
| セキュリティカット | 1 | メジャーアクション | ― | 自動成功 | 効果参照 | 至近 | ― | ― | |
| 電子ロック解除 | |||||||||
コンボ
“運命の終極点”シックザール・シュヴァイゲン
- 組み合わせ
- コンセントレイト:ブラックドック+アームズリンク
- タイミング
- メジャーアクション
- 技能
- 白兵
- 難易度
- 対決
- 対象
- 単体
- 射程
- 武器
- 侵蝕値
- 4
- 条件
- ダイス
- C値
- 達成値修正
- 攻撃力
- ダイス
- 100%未満
- 5+3
- 7
- 4+-1
- 9
- 100%以上
- 5+4
- 7
- 4+-1
- 9
- 5+3
ガード値5点無視
| 武器 | 常備化 | 経験点 | 種別 | 技能 | 命中 | 攻撃力 | ガード 値 | 射程 | 解説 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| アームブレード | 白兵 | 〈白兵〉 | -1 | 9 | 3 | 至近 | ガードが行われた場合、ガード値を-5してダメージを算出する。 |
| 一般アイテム | 常備化 | 経験点 | 種別 | 技能 | 解説 |
|---|---|---|---|---|---|
| 情報収集チーム | 2 | コネ | 〈情報:〉 | N市支部の職員達。達成値+2、シナリオ3回する。 他者を頼らぬものにとって、これはある種の毒である。 努々、寄りかかりすぎぬ事だ。 | |
| 自動巡回ソフト | 2 | その他 | ― | 特殊な携帯アプリ。情報:噂話と情報:ウェブの判定ダイス+1する。 それは、知りたい事柄も見たくない真実も分け隔てなく伝えてくれる。 プログラムは現代ではもはや目や耳に等しい。 | |
| 思い出の一品 | 2 | その他 | ― | なんの変哲もないタンポポの栞。意志の達成値+1する。 かつて、少年と少女の間に生まれた絆の証。 春が過ぎ去りてなお、決して色あせることは無い。 | |
| 携帯電話 | 0 | その他 | ― | ごく普通の携帯電話。 これこそが現代、他者との関りを容易にした最たる貢献物だろう。 それはすなわち、他者との関りの断ちにくさでもあるというのに。 | |
| フォーマル | 0 | その他 | ― | ネットで購入した地雷系ファッション。 境界性パーソナリティー障害を思わせる過装飾のドレス。 それは、振り回され続けて来た己を殺す為の鎧である。 |
経験点計算
| 能力値 | 技能 | エフェクト | アイテム | メモリー | 使用総計 | 未使用| 0
| 21
| 128
| 0
| 0
| 149
| 0/149
| |
|---|
侵蝕率効果表
現在侵蝕率:
容姿・経歴・その他メモ
履歴
元FHエージェントであり、現UGNのN市支部長。
肉体の一部が機械化しており、実年齢以上に若い印象を受ける。
両親は離婚しており、母親の連れ子という事で再婚後は母と義父に虐待を受けていた。
弟がおり、そちらは再婚後の両親の子という事もあり、自分と違い愛情を注がれていた。
高校の頃にFHの行っていた治験のバイトによってレネゲイドを投与されオーヴァードとして覚醒。FHエージェントとして活動する。
とある少年のジャーム化によってUGNに確保され、適性を見出されUGNエージェントとなる。
その後成果を重ね、N市支部長に昇格。支部はメンヘラをテーマに据えたコンカフェ「りすとかっと」の地下。
性格は強気で楽観的。しかし過去の経験により独力で何でもこなそうとする。
嫌いなものは生クリームと理不尽
好きなものは子供と煙草
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「お誕生日おめでとう」
ろうそくに照らされて艶やかに光るいちごの乗ったショートケーキを、私は廊下から扉のガラス越しに眺めていた。
弟に向けられたその笑顔は心底明るげで、あれが本当に普段私に「生まれて来なければ良かったのに」などと口にする両親と同一人物なのだろうか。
玄関から入り込む冷気は足先を凍らせ、私は歯をがたがたと言わせながらそれを手で握ってなんとか温めていた。
体に最早痛みなんて無い。むしろ心の方が痛かった。
いっそあのろうそくの炎に焼かれてしまえば、どれだけ心地よく消えられるのだろう。
涙もため息も出し尽くした体には何も残っておらず、出てくるのはただ腹の音だけだった。
深夜、弟も両親も寝静まってからリビングのゴミ箱の蓋を開ける。
そこに無惨に転がっていたのは、数時間前の宴の名残り。
まだ骨に肉の付いたフライドチキンに、砂糖菓子で出来たサンタクロースの生首。
思わず無我夢中でゴミ箱に手を突っ込んだ。
文字通りに骨をしゃぶり、生クリームが付くのも気にせずサンタクロースを引っ掴んで口へと放り込む。
あぁ、あの教師はは知っているだろうか、生臭いサンタクロースの味を。
全てあいつのせいだ。
あの女が三者面談で私の身なりについて、母に余計な事を言いさえしたければ、私はこんなにも惨めな思いなどしなくて済んだのに。
結局、私が許されたのは三が日も過ぎた頃、ノート1冊分の反省文を書き終えてからだった。
あの日は父に「お母さんもお前が傷ついたのと同じだけ傷ついたんだ」とか「お母さんが可哀想だ」などと言われ、私はひたすらにごめんなさいを繰り返していた。
冷たい水で服を洗い、身を清めて行った始業式で、担任の教師に「良かったわね!やっぱりお母さんも言えば分かってくれるのよ」なんて、その言葉で私の心は折れたのだ。
他人を頼ってはいけない、私が救われるには私がどうにかするしかないのだと。
*
中学を卒業した私は、母の言われた通りの受験先を受け、なんとか合格にありついた。
奨学金を借りたが、そのお金はほとんど母のブランド物のカバンや弟との旅費へと変わり、私は日夜バイトをして学費を稼いでいた。
そんなある日の事だ。いつものようにバイト代を入れた学費用の封筒がカバンから消えた。
家族の誰に聞いても知らないの一点張り。もし問い詰めるような真似をすれば、どんな仕打ちを受けるものか分かったものでは無い。
急いでお金を捻出する必要の出てきた私は、急募していた治験のバイトに応募した。
思えばこれが私の人生一番の転機だった。いい意味でも悪い意味でも。
治験は単純なもので、薬を投与してから1週間、血液検査と脈拍、瞳孔などを確認するというもの。
まぁ、結局そんなものは真っ赤な嘘だった訳だが。
双十字研究所。表向きには普通の製薬会社だったそこは、実際にはFHによるレネゲイドの実験施設だった。
高純度のレネゲイドを投薬された私はオーヴァードとして覚醒し、その施設で自身がどのような存在になったのか、その力の使い方を学んでいった。
曰く、新たな人類の形、進化した最優種。選ばれた存在。
そんな甘言は壊れきった私の心を容易く溶かし尽くし、気がついた頃には私は立派なFHエージェント「ルイン」として仕事をこなしていた。
*
その日は任務を完遂し、帰路へと着く途中だった。
既にこの時には家に帰っておらず、私は行方不明者として広報されており、住処はもっぱら廃ビル群の一角。
華島ビルで華島組傘下の運送業者との談合を終え、繁華街を通りいつもの廃ビルに向かうその途中、路地裏に座り込む中性的な子供の姿が見えた。
痩せこけた頬に垢の溜まった肌。
その姿で直感した。虐待だ。
よくある話だ。気にするような事じゃない。そう自分に言い聞かせようとはしたものの、私の足はいつの間にかその路地裏へと向かっていた。
「おい、あんた、ちょっと来な」
逃げようとしたその骨のような手首を引っ掴んで、私は近くのラブホテルへとその子供を連れ込んだ。
監視カメラをハッキングして証拠を消し、すぐに部屋の風呂へと直行する。
おどおどする子供を無視して服を脱がせ、自分も服を脱ぎ捨てる。
誤算はその子が男の子だったことくらいだった。
その子はどうも失語症のようで詳しい事は分からなかったが、その腹部に残る青痣から大体の事は理解出来る。
結局私はその子を匿い続け、同じ廃ビルで暮らしていた。
転機は、その子が高熱を出した日の事だった。
子供の看病などしたことも無く、病院などを使えばどんな足が着くか分かったものでは無い。
熱が治ろうとも、こんな長い間行方不明になっていた子供が見つかった時、暴力を振るっていた親が何をするのか、考えるだけでゾッとした。
結局私が頼れるのは、繁華街にある怪しい精力剤の並ぶ薬局くらいのもので、衛生的な環境でもない廃ビルでは回復も追いつかず彼は日に日に弱っていく。
最後の希望に、私はFHの研究開発セルのツータイムへと縋りついた。
病で倒れそうな子供がいると、どうにかしてやれないか、と。
殆どの者が私を指さし嘲笑った。嘲笑の嵐の中、それでもと私は頭を下げ続けた。
そんな私の前に、いつの間にか1人の男が立っていた。彼は私を笑うこと無く、1錠のカプセルを取り出し、彼を救ってやりなさいと囁いた。
私は急ぎ家へと駆け込んだ、今にも消えてしまいそうな彼の口にカプセルを入れ、水で流し込ませる。
あぁ、これで助かるはずだ。
そんな私の淡い希望は、無惨にも音を立てて崩れて行った。
カプセルを飲ませて1時間、彼が突然唸り声を上げて苦しみ始めた。
思えばあの時が初めて彼の声を聞いたのだ、可憐でか細かったであろう声は、今ではまるで喉を磨り潰す様な絶叫。
体が膨れていき、破裂し、爪や牙、無数の瞳が表皮へと現れる。
放たれる高純度のレネゲイドから、眼前のこれはジャームなのだと察し、膝から崩れ落ちた。
また、私は裏切られたのだ、かつて二度と自分以外は信じないと誓ったにも関わらず、また、私は誰かを頼ってしまった。
眼前のこれは、きっとそんな愚かな私への罰なのだろう。
ならば、私が償うべきた。背負うべきだ。
私は腕に格納されていた刃を展開し、彼だったものへと思い切り振り下ろした。
*
気がついた頃には私はUGNに確保されていた。彼との戦闘時に発動したワーディングを感じ取って来たらしい。
UGN日本支部内に拘束された私は今までの事を洗いざらい白状した。もはやFHとしての誇りも、オーヴァードとしての教示も残ってなどいなかった。
事情聴取の数日後、何故か私の牢に霧谷雄吾が直接出向いて来た。
なんでも直接話したいという事だったので、似たような話をそのまんましてやった。
結果として帰ってきたのは、UGNの一員にならないか、などという頭のネジでも外れたような提案。
最初は当然蹴った。私はもう誰にも頼らないと決めたのだ、何より、もう心底疲れ果てていた。
しかし、あまりに霧谷が執拗に誘ってくるものだから、そのうちこちらが根負けして折れてしまった。
逃げようなどとは思わなかった。結局誰かの指示に従って生きる方が簡単で、自分が傷つかなくて済む。
そうして始めたUGNのエージェント業だったが、少なくともFHよりは自分に合っていたようで、今日まで特に不満無くやってこられている。
気がつけばとある支部の支部長の席が空いたとかで、私に御鉢が回ってきた。
元FHに与える席かと疑問には思ったものの、霧谷の頼みを断る訳にもいかず、現在N市支部長を務めている、という訳だ。
全くもって数奇な運命ではあるものの、今の自分を気に入っていない訳でもない。
望むのなら、私の物語の終わりがハッピーエンドでありますように。
セッション履歴
| No. | 日付 | タイトル | 経験点 | GM | 参加者 |
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| フルスクラッチ作成 | 0 | ||||
| 22/12/22 | Crumble Days | 19 |