容姿・経歴・その他メモ

　暗い印象の少女。酷く内気かつどもりがち。ぼさぼさの髪を長く伸ばし、千里にもらった白いリボンをアクセントにつけている。UGNイリーガルであり、あまり支部にはよりつかないものの、事件解決の要請を受ければ外注のエージェントのように活動する程度の繋がりを持つ。支給された拳銃を物質操作して殺傷力を高め、内側に強烈な光を内包して体内で弾けさせるのが基本戦法。感情の高ぶりに応じて生成できる光が強力になっていくことからコードネームをつけられた。

　生まれながらにしてオーヴァードであり、異常な鋭敏さの感覚と光の操作、そして物質操作の能力を生まれつき持っていた。
幼少期には当然抑えるような意識も働かず、当然のように「怪現象」を頻発させることになってしまい、暴走。
父は不気味がって家庭に寄りつかなくなり、そのうち浮気をして離婚。以降、顔を合わせることは無かった。
母は心労で倒れるも冬実を見放すことはなく、今日まで彼女を育ててくれている。……が、顔を合わせればどこかよそよそしく、ドラマで見るような暖かな家族関係を冬実が感じたことはついぞなかった。

　人前に出るようになるまでには（母の懸命な言い聞かせもあって）人前で能力を使わないようになっていたが、今度は片親であることや、抑えようのない鋭敏すぎる感覚から来るコミュニケーションのずれによって「変な子」と遠巻きにされるようになる。
しかし越宮亮介という少年と皓月千里が小学校時代から仲良くしてくれており、二人に感謝していた。
だが中学校時代に入ると気の強い女子に虐められるようになり、境遇は悪化。しまいには当時好意を抱いていた亮介の前で
虐めを受けそうになったことで激発し、暴発した能力によって光線を浴びせてやけどさせてしまう。
当然この事件は大きく取り上げられることとなり、最終的にはUGNによって処理され、UGNイリーガルとしてUGNに関わるようになる。
また、能力の使用を目の当たりにした苛めっ子集団に恐れられ、そして同じく目撃者の亮介からは「化け物」と呼ばれて疎遠になってしまい、周囲には「キレると人にライターを向けるやつ」としてかつての友人からも遠巻きにされてしまうことになる。
しかし千里はそれからも仲良くしてくれたため、彼女との交友関係を大事に思うようになった。事件の経験から「交友は深い関係の人が少人数でいい」と思うようになり、自分から他者とのかかわりを避けるようになっている。

　その後は千里以外に友人がいない状態が続いたものの、2年前に千里が失踪したことでいよいよ一人に。その後も友人は作ることなく、放課後になると個人的に千里を捜索する生活を送っている。
彼女が何らかのレネゲイド絡みの事件に巻き込まれている可能性を考慮し、ジャームや対立組織所属のオーヴァードに厳しいUGNを介することなく独力で彼女を見つけようとしており、彼女の生還を強迫的に信じ続けている。
UGNの任務中に猫川美亜を助けたことがあり、そのツテで彼女には捜索を仕事として依頼して手伝わせている。

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