容姿・経歴・その他メモ

「飢えれば飢えるほど強くなれるけど、わたしは弱くてもおなかいっぱいがいいなあ」



やせ細った少女。全身が雪のように真っ白で、その眼のみが鮮やかな赤を醸している。
ブリードはキュマイラ・ハヌマーン。身の丈に合っていない大剣を振り回すことができる。
チルドレンの中では優等生であり、特殊な武器の使用を許されている。

『集団での狩り』に特化した性能を有するUGNチルドレン。後述の衝動と趣向により学校等への潜入は難しいため、上司からの指令で遊撃的な立ち回りをすることが多い。名前を付けても「やーなの！」と言って嫌がるため、登録番号で呼ばれている。

産まれてこのかた「おなかいっぱい」になったことが無く、食べ物を見つけては際限なくそれを貪っていたため、保護者には疎まれていた。どうしようもないほどの飢餓がV-152の原動力であり、幼少期に行き倒れたときにオーヴァードとして覚醒、蘇生した。
覚醒直後、野山で獣を狩って生き延びていたところ、FHエージェントに接触される。制止も聴かず迂闊に近づいてきたエージェントをV-152は「貪り喰らい」、そして「オーヴァードが世界で一番おいしい」という真実にたどり着いてしまった。

次の獲物を求めてうろついていたところ、霧谷雄吾と接触。彼に制圧される。まだ幼かったために改善の余地があったこと、天性の狩りの才能を有していたこと、霧谷の慈悲から、UGNチルドレンとして迎えられる。
以降はチルドレンとして順調に成長し、多くの任務を成功させている。……倒したFHエージェントをかじる悪癖はあるが。

異常な食欲とオーヴァード食趣向さえ除けばごくふつうの女の子であり、かわいいもの、特に兎が好き。同期のチルドレンからの評価は悪くないが、V-152の方から距離をとっている。

……V-152の心の願いは「飢餓からの脱却」ではない。「みんなと同じ食卓を囲むこと」であり、それはエフェクトによく表れている。もっともV-152がみんなと食べたいものは……。

彼女が心の檻から脱出する日は来るだろうか。

セッション履歴