容姿・経歴・その他メモ

「手がかかる子ほどカワイイって言うもんね？だからたーっぷり可愛がってほしいな、センセ♡」
「自分よりも下を見るの、落ち着くでしょ。……誰にも見てもらえない不特定多数(モブ)になるくらいなら、私はその"下"で構わない」

設定

一人称：ゆめ/私
二人称：関心がある相手は名前かあだ名呼び/興味が無い、または距離が遠い相手はあなた

小千鳥家に産まれた次女で、現在は鳥旗高等学校に在籍中の高校2年生。
校則スレスレの派手な服装にメイクに、青みがかった髪に水色のメッシュと大量のヘアアクセサリーを付けた所謂"地雷系"と呼ばれる見た目の少女。

関心のあるものにはとことん執着する性格だが、話してみると年相応の少女らしい性格も持ち合わせていることが分かる。
しかし特徴的な出で立ちから学内では彼女に話しかける者は少なく孤立しがち。
それが原因で憶測による噂が後を絶たず、根も葉もない疑いを掛けられることがしばしばあるが本人は特に気にしていない。
むしろ周囲の関心が自身に向いていることに少しの喜びを感じている。

また、1年生の頃は真面目で大人しくどこにでも居るような目立たない生徒だったが、ある時期を境に学校での振る舞いや服装が一変。それに伴い授業態度も悪化して補習常連となり、周りからは「落ちこぼれ」と評されるようになった。

密かに英語教師の梅田湊一と交際関係にあり、補習授業や居残りの時間を利用して二人の時間を作っている。

経歴

彼女がこれまで生きてきて抱えていたコンプレックスはその「平凡」さ。
何をするにしても2番手より下で目立つことはなく、家庭でも優秀で心優しい姉と天才肌で天真爛漫な妹に挟まれて肩身の狭い思いをして過ごしていた。
オーヴァードになったときは初めて自分だけの"特別"を手に入れたと思っていたのに、両親の理解があったことが災いして「オーヴァードの子どもたちが気兼ねなく過ごせる学園」を謳う鳥旗高等学校に入学させられることとなる。
自身の手に入れた力も特別ではなく、他と変わらないものとなってしまったためコンプレックスはより加速した。

「平凡」な自分では誰の目にも留まらない。
初めは自分磨きを努力した。けれど上を見るとあまりにも遠く、高く。いくら手を伸ばしても届かない様子はどこまでも続く空のように思えた。
自分にはこの学校で上を目指せるほどの実力も、後ろ盾も、才能もないと痛感した彼女の翼はいつしかすっかり折れてしまった。
しかし幸か不幸か。そんな彼女に手を差し伸べた人物が居た。
それが梅田湊一。彼のくれる優しい言葉や、自分だけを見てくれる真っ直ぐな視線。
初めての経験をした彼女が恋に落ちるのにそう時間は掛からなかった。

以降、小千鳥夢愛は傷の癒えた今でも飛べないフリをして、ダメでかわいそうな『自分(ゆめ)』を演じ続けている。
そうすることで愛しい人がずっと自分のことを見ていてくれると信じているから。

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