容姿・経歴・その他メモ

オリジン：サイバー、男性型ロボットのRB。
UGNの研究開発部門で研究員として働くが、その機体は接近戦用に調整されており、戦闘を伴う任務にもよく駆り出されている。
謙虚だが誇り高く、何事にもストイックな姿勢で取り組む。少々抜けている所もある。

協力型RB。
常に表層に出ているのは宿主の意識。
宿主の擬似人格や演算を手助けする裏方的な形で、RBの寄生が成立しているらしい。
RB自身が表に出る必要無しと判断したのか、あるいは作り物の自我であっても、宿主の意志が強いのだろう。
とにかく、おかげさまでメンブレしづらい。RBに感謝。

人類の科学技術が好き。技術の濫用は嫌い。
ヒトの手によって造られていく自身の機体を「科学の粋」として誇り、相応の振る舞いと性能発揮を常に心掛けている。
機体は何度も改造を受けており、その影響で自身の変化を死さえ恐れなくなった。反面、イライザを証明できる人物の変化に怯えている節がある。
また、改造の結果原型が残らなかったため、作り手である古池には引け目を感じている。
イライザと呼ばれる事を好まず、人にはコードネームの方を好きに呼ばせている。ドクターやドク、ガラテアなど。変なあだ名を付けてくるヒギンズ教授が嫌い。
古池のイライザ呼びに関しては、まあ、いいか。


元は浪人生時代の古池秀李によって造られた女性型会話用ロボット。
自身がいないと生活もままならない古池に呆れた態度を取っていたが、彼に頼られることは何よりも好きだった。
古池の覚醒を知り、追うようにしてイライザも覚醒。
結局自分は彼を守っているつもりで、愛玩人形として守られていただけなのだと、己の無力に恥を知った衝撃からだった。
その後、UGN本部の研究開発部門に自ら乗り出す。UGNへの協力を条件に繰り返し受けた魔改造の果て、原型は失われた。
強くなってしまった古池にも頼られたい、その為の改造だった。しかし行き過ぎたエゴで古池のくれた形を無くした自分に、もはやイライザと名乗る資格は無い。そう感じた彼は、古池を影からサポートしつつも姿を隠し、“象牙の処女”として稼働するようになっていった。
そんなある時、古池とうっかり再会を果たしてしまい、変わらずイライザと呼んでくれたことで、自身の中で認識が少し変わる。
未だ複雑に思いながらも、古池にイライザと呼ばれることは、間違いなく心の中で支えになっているようだ。


研究開発部門はイライザのRBとしての素質と、イライザを形成する卓越した技術、そして異様に強い人工自我に興味を示して、彼女の提案を呑んだ。
過剰な改造はイライザの要望でもあるが、その殆どは研究グループが先導して行なった実験行為だった。
特に、女性型から男性型にベースを移行したのは本人の要望ではなく、「擬似人格の耐久性実験」を目的に施された改造である。
これは脳に素手を突っ込むような無謀な改造だったにも関わらず、イライザの人格に有意な変化は一つとして観測されず、今まで通り起動して、問題なく稼働した。
異常である。
改造を先導した、当時の研究グループの主任曰く。

『必死こいて解析したプログラム、手を入れるのも躊躇うほど意味不明だった……
最悪、この実験でガラ子はダメんなると思ったのに……
なんで動いて……なんで“生きて”る？
気になった。寄生前まで、データを全部サルベージして確かめたんだ……
……モノ男、一体どうやって、何考えてあんなの書いた……？
……それとも……それだけじゃ……』

科学の粋は七畳半の祈りに生まれた。
いつだったか、あなたが歩き出した時から、つかまり立ちであなたの元へ。
──どうかその目を離さないで。
電光のエトワールは、どこまでも、あなたと進化を共にする。

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